『事典・日本の多言語社会』
(真田信治・庄司博史、岩波書店:
2005、10、25)
ふた昔ほど前、「日本は単一民族国家だ」と言って叩かれた政治家がいたが、いまや日本には、およそ200万人、全人口の1,5%を超える外国人が住んでいる。そういった人たちが皆、流暢に日本語を話すわけではない。そういった意味からも現代日本は「多言語国家」「多言語社会」と言える。
街を見てみても、気がつけば最近は看板に日本語と英語以外に、韓国語や中国語の表示が目立つようになっている。以前、北海道の根室に行ったときには、交通標識は日本語とロシア語だった。このように、その土地で住む人たちにとってわかりやすい言語とは何なのか、そういった現状や言語政策などについて書かれた専門書である。
宣伝になるけど、この中の「テレビ放送用語の現在」の項(298ページ〜301ページ)は、不肖・道浦が執筆しました。読んでね。
2005、12、1読了
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