『こまった人』
(養老孟司、中公新書:2005、10、25)
タイトル、なんとなく以前に見たような気がしていたけど、新刊だった。と言っても「書下ろし」ではなく、『中央公論』に連載中の「鎌倉傘張り日記」掲載のコラムをまとめたもの。この人の文章、最初は一文が短くて読みにくかったが、ようやく繋がって読めるようになってきた。奥が深い。あ、また使っちゃった「奥が深い」を。
かなりキツイことを言っている。突き放したような物言いだが、そこには確固として揺るがない意志を感じる。
「それとも私がボケたのか」
というフレーズよく使っているが(帯にも、記されている)、実はそうは思っていない。反語である。強い反語である。
2005、11、2読了
Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved
当ウェブサイトでは、お客様の利便性向上や、サイト改善のためにクッキーを使用しています。
詳細については「
クッキーポリシー
」をご覧ください。
なお、詳細設定が必要な場合はブラウザの設定によりカスタマイズが可能です。
閉じる