『日本語の森を歩いて〜
フランス語から見た日本語学』
(フランス・ドルヌ+小林康夫、
講談社現代新書:2005、8、20)
フランス人の言語学者とその夫の共著。部分的には「?」と思うところがあるのと、専門書的に過ぎるような読みにくさがある。ザーッと読んで、なんとなく気になるところだけをゆっくり読む。
帯にいくつかのことばの疑問が書いてあった。それにこの本は答えてくれていますが、私も個人的に考えてみました。たとえば・・・
(1)「よく来たね」の「よく」は何が良いの?=時間や距離の障害をよく乗り越えて来た、の意味。
(2)「すごいよな」はOKで「すごいねな」はNG?=「すごいよ」の「よ」に呼び掛けの意味はなく、「すごいね」の「ね」には、軽く同意を求める意味がある。「な」は強い同意を求める接尾語なので、弱・強の同意語が連続するから違和感がある。「な」の前でいったん切れば違和感はない。
いかがでしょうか?
2005、10、25読了
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