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『 美しい日本語〜
日常語はどうあるべきか』
( 外山滋比古・稲垣吉彦・青木雨彦・芳賀 綏・樺島忠夫、小学館:1982、10、20)
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ツイン21の古本市で購入した一冊。今から20年以上前、私が大学生時代に行われたシンポジウムの内容をまとめたものです。稲垣吉彦さんって、元NHKのアナウンサーだったのですね。
中で印象に残ったことをメモします。
「アメリカのウイルソン大統領は大雄弁家の名をほしいままにしたが、彼いわく、『一時間ぐらいの長さの演説なら、即座に登壇してやってのけられる。二十分ほどのものだったら二時間ほどの用意がいる。もし、五分間演説だったら、一日一晩の支度がないとできない。』」
そういうものなんですね。
「書き言葉の中にかぎ括弧を使い始めたのは尾崎紅葉だったそうであります。」(青木)
「世代を超え時代を超えて『美しい日本語』の答えは共通していると考えてよい。そんな傾向があると言ってよさそうです。」(芳賀)
「西武VS阪急という具合にVSという字を無造作に使うのも、私は雑な感じがして、いやですね。」(芳賀)
などなど。シンポジウムの発言なので、読みやすいですよ・・・って、町の本屋さんでは売っていないか、古本屋さんに行かないと。図書館ならあるかもしれません。

★★★
2005、9、28読了
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