『花まんま』
(朱川湊人、文藝春秋:2005、4、25)
第133回直木賞受賞作。昭和の大阪を舞台にした懐かしくも不思議な世界。短編集なのですぐに読める。「昭和」が浮かび上がってくる、ということで言えば、近々公開の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」にも通じるところがあるのではないか。ただ舞台はたしかに昭和だが、描かれる世界は、ちょっとファンタジーというか夢の世界と言うか、「詩」的な朱川ワールドと言えるのではないか。なかなか良い・・・って、だから直木賞取れたんでしょうが!
2005、8、9読了
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