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『数え方でみがく日本語』
(飯田朝子、ちくまプリマー新書:
2005、8、5)
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小学館から去年出た『数え方の辞典』という本がある。この手の本としては結構売れた。その『数え方の辞典』の書き手・飯田朝子さんが、中高生あたりを対象に書いたのがこの本。でも大人が読んでも、十分おもしろいし、わかりやすい。
おそらく岩波で言えば「ジュニア新書」にあたるのが、ちくまの「プリマー新書」だと思うが、哲学的なテーマなど大人でも難しいものを噛み砕いて書いてあるので、実は本当は大人が読者対象ではないかと、私は勘ぐっている。最近発刊した新しい新書だ(この本で18冊目)。
帯には「何でも数えたくなる!」とあるが、たしかに、「あれの数え方は、どうなんだろう?」と好奇心が湧いてくる。
『数え方の辞典』の最後に助数詞を集めて、それぞれの使い方の解説や、途中で「コラム」があるが、それを噛み砕いてわかりやすくしたのが、この本だとも言える。この本を読んで興味を持った人は、『数え方の辞典』も読むべし!!

★★★★
2005、8、16読了
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