『日本語を知る・磨く 敬語の教科書』
（佐竹秀雄+西尾玲見、ペレ出版：
２００５、３、２５）
読書日記０８０で書いた『日本語を知る・磨く ことばの表記の教科書』（佐竹秀雄+佐竹久仁子）の姉妹書。敬語に関してわかりやすく書かれています。
敬語は（１）素材敬語から対者敬語へ（２）絶対敬語から相対敬語へ（３）敬意低減と変化していくものだと説いています。各項目の最後に「応用問題」が付いていて、その解答が、丁寧に説明をつけて記されているのが特徴でしょう。
「もはや『あなた』という語は、積極的に相手を高めるという機能は持っていない」
「やる・あげるに関しては、『あげる』は謙譲語から美化語への移行が、まさに現在、変化が進行中であり、『やる』は下品ととらえられている」
というふうなことが勉強になりました。
２００５、７、１読了
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