『戦後政治の崩壊〜デモクラシーはどこへゆくか〜』(山口二郎、岩波新書:
2004、6、18三刷)
去年出た本なので、本屋さんで目にしていたが、特に読もうとは思わなかったのですが、サブタイトルの「デモクラシーはどこへゆくのか」に目が留まって購入した。
やはり政治学者から見ても、今の日本は、政治の崩壊状態に陥っているようである。小泉はその象徴であろう。
著者も言っているように、「分った」と「分ったような気になる」は、まったく異なる。「わかりやすいこと」ばかり求めて行っていいのか。それの行き着く先は、ポピュリズムではないのか。
民主主義の基礎であるヴォルテールの、
「私はあなたの意見には反対であるが、あなたがそれを言う自由は命をかけて守る」
という言葉を、肝に銘じたい。
2005、5、15読了
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