去年出た本なので、本屋さんで目にしていたが、特に読もうとは思わなかったのですが、サブタイトルの「デモクラシーはどこへゆくのか」に目が留まって購入した。
やはり政治学者から見ても、今の日本は、政治の崩壊状態に陥っているようである。小泉はその象徴であろう。
著者も言っているように、「分った」と「分ったような気になる」は、まったく異なる。「わかりやすいこと」ばかり求めて行っていいのか。それの行き着く先は、ポピュリズムではないのか。
民主主義の基礎であるヴォルテールの、
「私はあなたの意見には反対であるが、あなたがそれを言う自由は命をかけて守る」
という言葉を、肝に銘じたい。 |
|
|