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『NHK日本語なるほど塾2004年12月号〜心を鍛える言葉』
(白石豊、NHK出版:2005、12、1)
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著者(この月のゲスト)の白石豊という人のことは知らなかったが、1954年生まれで現在、福島大学人間発達文化学類教授。アトランタ・オリンピックの女子バスケットボールチーム、シドニー・オリンピック新体操チームのメンタルコーチを務めたそうである。
つまり、メンタル面に与える言葉の役割、このところ流行の「コーチング」関連の話のよう。禅の考え方なども出てくる。
中でも「『イチ』『ニ』だけでテニスがうまくなる!」という項目にはひきつけられた。
ボールがバウンドしたときに「イチ(1)」と言い、球を打つ瞬間に「ニ(2)」と言うと、打ったボールは相手コートに100発100中で入るというのである!
実際、私もテニス教室に通っているのですぐに試してみたが、たしかにリラックスして打つと「イチ」「ニ」で相手コートに球は入るが、もっと複雑に気を使って打つようになると、ほかに神経が行くためか、「イチ」「ニ」は通用しなかった。残念!世の中そんなに甘くないさ!

★★★
2005、5、13読了
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