なんがい(長い)タイトル!朝日の書評で見つけて取り寄せたが、これはすごい本だ!
私は小学生の頃に切手を集めていたのだが、その頃に集めていた切手が全部出てくる。そしてその発行枚数から発行に至った経緯、当時の郵趣家の評判や裏話などを克明に記している。これを眺めているだけで、切手を集めていた頃の時代の気持ちがよみがえってきて、なんだかドキドキした。
中でも1966年に出た「魚シリーズ」の切手のトップバッター「いせえび」が、日本で初めて「NIPPON」という国名表示をローマ字で入れた切手である、というのは初めて知った。「NIHON」か「NIPPON」かを決めた時のいきさつも、詳しく書いてあって参考になった。
また、その前に読んだ、『戦争と万博』という本の冒頭に出てくる「こどもの国」の開園記念切手のことも出てきて、最近読んだ本がつながったようで、とても嬉しかった。
そして著者が郵便学者で(財)切手の博物館の副館長というプロフィールを見て「なるほど、詳しいはずだ」と頷くとともに、「1967年生まれ」というのを見て、「ええっ!年下なの!?しかも6つも!スンゴイなあ!」と驚いたのでした。すぐにこの本の第1集・第2集を、本屋さんに追加注文しました。 |
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