『もえるるぶ東京案内』
(編集人・小松田淳、JTBパブリッシング:
2005、3、1)
平成ことば事情598の「萌え・(追記2)」にも書きましたが、出ました、
「もえるるぶ」
。
「萌え」はもうメジャーになってしまったということですね。なんとJTBから出るんだから、「もえるるぶ」。東京案内のガイドブック。平仮名ばかりだと、どこで切っていいかわからないので漢字を交えてわかりやすく書くと、
「萌え るるぶ」
。「萌え」系の人が望むような東京ガイドブック「るるぶ」なのです。案内する店も、本の装丁も。サブタイトルは、
「史上最濃!やくにたつ萌え系ガイドブック」
「最濃」は「サイコー」なのでしょうか?それとも「サイノウ」なのでしょうか?もっとも「コイイ」ということですね。「やくにたつ」と言われても・・・興味ない人には役に立たないじゃない。そんな人は普通、買わないか。
私が日経新聞の書籍広告で、このタイトルを見つけたのは3月30日。そしてその翌日に出た『週刊文春』の書評欄で、酒井順子さんがやはりこの「もえるるぶ」を取り上げていました。そこで勇気を出してその本を取り寄せました!・・・・うーん、えらい表紙や。そういう趣味は、ないんだけどね。
JTBパブリッシングは、
「もえるるぶ制作委員会」(=4人)
まで設立して(と言うか4人だけど)、取り組んでいるぞ。いいのかJTB!しかし、それだけこの本を買う人がいるということで、需要は高いのでせうねえ・・・。
時代を感じさせる一冊ということで、紹介しておきます。
(評価はちょっと置いときます。)
2005、4、11パラパラっと読了
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