わかぎゑふの本。大阪新聞に連載されていた大阪弁に関するエッセイを集めたもののようだが、辞書のように使える。150以上の「大阪弁」が収録されていて、後ろに索引もちゃんと付いている。そんな中で、私が気に入った大阪弁は「エンリョ(遠慮)のかたまり」である。これが大阪弁だとは知らなかった子供の時によく聞いたが、そういえば最近は余り耳にしない。みんなでご飯やおやつを食べているときに、大皿に盛られたおかずやおやつの、最後のひとつを食べるときに「エンリョのかたまり、いただきます」と言って食べたり、逆に「エンリョのかたまり、もらっとき」と叔母ちゃんが勧めてくれたりしたなあ。
なんだか、ほんわかした気分になりました。 |
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