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『まんがパレスチナ問題』
(山井教雄、講談社現代新書:
2005、1、20)
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著者の「山井教雄」というのを見た時に、「どこかで見たことがある名前だな」と思った。中の絵をパラパラッと見た時に気づくべきだったのだ。そう、この男こそ、かの朝日新聞夕刊の4コママンガで『フジ三太郎』の後をついで『サミット学園』なるマンガを描いていた「Norio」氏ではないか!
そのマンガ(?)のあまりの「おもしろくなさ」に、4コマ目を描き換えて「こうした方が1万倍おもしろい!!」として朝日新聞社にファックスを送ったことも何度かあったくらいであった。(そんなことをさせるぐらい腹が立つほど、おもしろくないのだ!)私の抗議が利いたのか(?)、たしか2年かそこらで連載は終わってしまったが・・・。
その人が書いた本。これが予想どおりちっともおもしろくない上に、ページ間のつながりがよくわからない。絵とセリフのつながりも悪い。登場人物の設定もよくわからない。パレスチナ問題について、これを読んでわかる人がどのくらいあるだろうか。悪いことは言わない、読むのはおやめなさい。講談社現代新書は、「2005読書日記17」で紹介した『性の用語集』のようなおもしろい本からこんな本まで、幅が広い。玉石混交か。

★なし
(2005、2、4いやいや読了)
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