第41回文藝小受賞したこの本の著者は、1983年京都市生まれの21歳の男性。若い!今回、芥川賞にノミネートされ、残念ながら落選でしたが、このタイトルの「野ブタ。」の「。」が引っかかって読みました。読んでみると何のことはない、なんだ「モーニング娘。」のパクリじゃないか。と言うか「つんく」のようにプロデュースするという意味合いを込めたのね。主人公はなんだか嫌なヤツだけど、青春物としてはおもしろく読めた。ただ最後の所、どんでん返しの後の展開がよくわからないなあ。雑なんじゃないかな、着地が。それと、芥川賞じゃなくて直木賞じゃないの?ノミネートするなら。今や、純文学と大衆文学の区別がよくわかりません。
この本を読んだあとに漫画『ごくせん』を1巻から10巻まで読んだけど、テイストは似ていた・・・というか、要は学園ドラマなんだよねえ。懐かしい感じ。 |
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