『常識として知っておきたい
「ものの数え方」』
(村越正則監修、
PHP文庫:2004、12、17)
新聞用語懇談会の放送分科会で2005年のテーマとして上っているのが、「助数詞の分類」。そのために本屋さんでこの本を見かけて、さっそく購入した。本書はクイズ形式なので、ふだんだと、あまりこういうのは読まないのだが、テキストとして読んで見た。
なかなか興味深い。参考になった。
特に「人数」を数えるときに
「人」を使うか「名」を使うか
についてその区別は、
「リストがあれば『名』、なければ『人』」
というのは、目からウロコが落ちた。その後『新明解国語辞典』を引いてみても、やはり同じように書いてあった。つまり、定員が決まっていたり、何人来るかがわかっている場合には「名」を使い、わからないような場合には「人」を使うというのだ。「名」はその漢字のとおり、「名前」がわかっている場合なのだなとわかる。
なぜか放送では「名」は避けられて「人」を使うようにと言われてきたが、毎日放送のM氏によると、
「『名』は、戦争中、軍隊で使われていたので、避けられたのではないか?」
とのことであって、「もしかしたらそうかもしれない」と思ったのだった。
(2005、1、26読了)
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