『世間のウソ』
(日垣隆、新潮選書:2005、1、20)
本当のことを言うと、この日垣隆という人のこと、文章から見る限り、余り好きではない。ズバズバと鋭い目の付け所で世の理不尽を切っていく文章は爽快なのだが、時折見える「おふざけ」が「哄笑」という言葉を想起させる。「シニカル」というか。弟さんが理不尽にも殺された犯罪被害者ということには同情を禁じえないし、自分がもしそういう立場になったら、同じようなことをしているかもしれないと思うが。
こういう視点は必要だとは思う。
(2005、1、23読了)
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