中を読むと、世界の反米ジョークを紹介しながら著者の考えも織り込まれて書かれていますが、ジョークだけを読んで行きました。すると、よその類似の本でも読んだことがあるようなジョークで、名前がジョージ・ブッシュに変わっているだけ・・・みたいなものもありました。別にパクッたとかそういうことではなくて、まあ世界中、考えることは同じということでしょう。
結構おもしろい皮肉なジョークがたくさん載っているのですが、妻に読んで聞かせると、ちっとも笑わない。「どこがおかしいの?」って聞き返される。こういうのって、いちいち「なぜおかしいか」を解説していたら、おかしくないんだよなあ・・・・
最後に著者のあとがきを読んでいたら、
「今日まで四0カ国以上の国を訪問してきたが、考えてみれば僕が初めて行った外国はアメリカだった(中略)それから一0年ほど経った。」
へ?10年??10年しか経っていないの?と思って「著者略歴」を見ると、著者の早坂さん、1973年生まれのルポライターだって。なんだ31歳じゃん。一回りも年下かぁ。こんなジョーク集って、50過ぎたおっさんが書いてると思ってたから、肩透かしを食った気がした。まあ、それだけ自分も年を取ったということで・・・。この本で一番ショックだったのは、この著者あとがきですね。
この本、1月19日の読売新聞「編集手帳」でも紹介されていました。 |
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