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『住まいと家族をめぐる物語
〜男の家、女の家、性別のない部屋』
(西川祐子、集英社新書:
2004、10、20)
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最近、やたらタイトルが長い、サブタイトルの長い本が増えているような気がします。この本、サブタイトルは不要では?本当はサブタイトルとタイトルのどっちにしようか迷って結局サブタイトルの方が負けたけど、もったいないからつけちゃったのでは?両方合わせて25文字は長すぎるでしょう。
京都文教大学人間学部の教授である著者は、その大学での講義を、章立てにしてこの本を書いたというのだが、ちょっと私が期待していたものとは違った。
一番興味があったのは、76ページの「家庭」というのは「明治時代の新語である」というところとか、158ページの「全日制市民である女性と夜間市民である男性と」というところとか、今後変わっていくんだろうけど、たしかにこれまではそうだったよなと思わせた。さらに176ページ「小屋→納屋→納戸→部屋→ルーム」という流れなども興味深い。

★★★
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