青年篇と一緒にまとめて買った。この中年篇は、25歳からの二人の人生(半生)をラジオ番組の中で語ったもの。それを本にしたわけですから、「語りおろし」のようなもの。青年篇では、圧倒的にらもさんの方がおもしろかったが、この中年篇では、チチさんもおもしろい興味深い生き方をしていることが分かる。早咲きと遅咲きの違いなのだろうか?
この本の単行本は2002年2月に出ている。「はじめに」をチチ松村さんが、「あとがき」を中島らもさんが書いており、チチさんの「はじめに」も、その時点での「端書き」になっているが、らもさんが亡くなったことを受けて文庫化されたのであろうから、ここはやはり、チチ松村さんによる追悼文を「あとがき」に寄せて欲しかったと思う。
個人的には、話の中に読売テレビの先輩である中野裕之さんや、私の弟の先輩であるPSY’Sの松浦雅也さん、「ズームイン!!SUPER」でおなじみの国木田かっぱさんなどの名前が出てきたほか、読売テレビの番組「どんぶり5656」なども出てくるので、同時代の記録として親しみ深く読めた。 |
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