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『作曲家の発想術』
(青島広志、講談社現代新書:
2004、8、20)
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作曲家の青島広志さんというと、世の中では知る人ぞ知る、という感じなのだろうか。私は合唱をやっている関係で、しかもちょうど青島さんが売り出し中に学生時代が重なり、何度か合同演奏や他の合唱団の指導をされているところを目撃したりしているので、勝手に親しみを感じている。「ギルガメシュ叙事詩」というものの存在を知ったのは、慶応ワグネルソサエティ男声合唱団が初演した青島さんの作品を通じてだった。その後、テレビ東京が「ギルガメッシュナイト」という深夜お色気番組をやって評判を得てしまったため、「ギルガメシュ」という言葉(名前)が色眼鏡で見られているようだが・・・。この本を本屋さんで見つけた時も「身内の本」という感じで買ってしまった。
大変ユーモアあふれるこの本は、青島さんがいかに作曲家という道に進んだか、また、超売れっ子・・・・とは言えない作曲家の日々の仕事ぶりは・・・といった週刊誌的興味から、初歩からのお手軽な作曲法まで、内容豊富。まあ、私は作曲のところはパラパラ飛ばし読みしてしまったが。
楽しい本でした。

★★★
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