『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などのジュブナイルで知られる作家の眉村卓氏。奥さんが癌で闘病5年の後に亡くなった。その妻に対して、夫の眉村さんは毎日一話、400字詰め原稿用紙3枚以上の「お話」を書くことにしたのでした。エッセイではなく「お話」。いくらプロの作家でも、結構難しいのではないか。しかもいつまで続くか判らないわけですから。もちろん長い方がいいのですが、長いのはつらい。なんとも変わった方法で妻への愛を記したと言えるでしょう。作家ならでは、というべきか。
で、結局奥さんが亡くなるまでの5年間に書いた話が1778話。継続は力なり。積み重なると、すごいことになるのだな、と思いました。あ、でも私の「平成ことば事情」もまもなく連載から丸5年で、1772回(6月16日現在)を数えました。ということは、ほぼ毎日1つ書いてるわけか。これって、我ながら、すごいなあ。ヘンなところに話が行きました・・・・。 |
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