最近、教育問題に関心があるので、こういった本をつい読んでしまう。
批判されることも多い教育現場ではあるが、現場の先生方はいろいろ苦労して試行錯誤されているのだなあ、という気がしますね。
古くは「水道方式」の遠山啓先生(第二章)(子供の時に聞いたことがある名前でした)から、いま注目の「百マス計算」の陰山英男先生、「よのなか科」の藤原和博先生まで、少し前までは「異端」とされた人まで6人の教育者を取り上げて、新しい教育の動きとしてまとめています。教育関係の方にとっては常識なのかもしれませんが、一般人にとっては、そういう流れがあったのか!と勉強になります。
中でも記憶に残ったひとことは、「戦後一貫する国語軽視」(66ページ)と「教師はインテリではない」(100ページ)というところ。言われてみれば思い当たるフシも。「教師にはインテリではなく教育技術者であって欲しい」と著者の森口さんは訴えています。
この本も、ゴールデンウィークの3連休(5月1日から3日)に読みました。 |
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