やられたあ・・・。読み始めてすぐに「あれ？」と思ったんだけど、半信半疑で読み進むうちに気にならなくなっていて、あとがきで「やっぱり」となったのです。書き出しに、
「日本の言葉にこんな言葉があると聞いたことがあります、みなさんも聞いたことがあるでしょう？月とスッポン。」
とあって、
「あれ？この著者のエム・ハーガと言う人は、日本人向けだけにこの本を書いたのかな？そんなことはないだろうし、おかしいなあ・・・」
と思ったのですよ。その後も再三、おかしな記述が。アポロの謎よりそっちが気になって・・・。
つまりこの本は、そのまえがき「月とスッポン」に、
「結局ホントだと思ったのは『テレビで見たから』『新聞で読んだから』というだけではありませんか？」
とあるように、この本はまさに「メディアリテラシー」の教科書として読むのがいいのではないでしょうか。「教科書自身を疑え！」ということで。
結局私は、そうまでして買わなくても良かったかな、とちょっと思いました。新聞の書評と値段の安さ（476円）につられて、本屋で実物を見ずに、注文して買ったのですが。でも、回転寿司屋で順番を待っている間の35分で手軽に読めたので、雑誌を買ったと思えばまあいか。書評どおり「それなりに楽しめ」たし。 |
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