• ■09月05日
  • ■09月05日

  • 2007.09.05

 9月10日の「結界師」は月曜7時の枠では最終回となる1時間スペシャル「烏森炎上」「志々尾限最期の戦い」を放送します。この枠での継続が事実上不可能になった時、この枠でのケジメとして1時間スペシャルをやろうとまず社内で提案。こだま兼嗣監督を始めとするメインスタッフたちも大いに賛成してくれて今回にいたります。1時間スペシャルはただ単に30分の作品が2本という訳ではなく、60分番組としての構成の工夫がまず大事なことだし、さらにオープニング曲とエンディング曲が1本ずつ少ない分、時間にして3分くらいの内容を厚く描く事ができるんだ。思い起こせば、第1回放送もこの1時間スペシャルだったよね。というわけで、スケール・感情・アクションどれをとっても見応えある、黒芒楼とのクライマックスバトルを余す事なく伝えられると思います。

 このスペシャルを書き上げてくれたのは結界師脚本家軍団のチーフ、大野木寛さん。今までの多くの布石を回収し、展開拡大収束!それに対してこだま監督が腕によりをかけて料理し、サンライズスタッフ一同が総力をあげて、まずはこの最終回を締めくくるに相応しい作品の仕上げになりました。いろいろあってダビング作業もいつもの倍近く時間をかけてるし、「結界師」をもしかして初めて見る人にも楽しんでもらえる迫力の内容だから、ぜひ月曜7時枠最後となる打ち上げ花火をオンタイムで見て下さい!それから「結界師」を応援してくれている皆さんは今後の放送の事が気になっていると思います。お伝えしましょう。大阪の読売テレビでは10月15日から月曜深夜25:59〜に、東京の日本テレビでは11月1日から木曜日深夜26:29〜に放送する予定です。他の局での放送日時もわかり次第、このHP上や少年サンデー紙上でお伝えしていきたいと思います。9月10日の1時間スペシャルをお楽しみにしてください。

 話はかわるけど、最近、スワッチは映画だけじゃなく、演劇を観る機会も多くてね。先週は2つの舞台を観に行ってきました。1つが昔からお世話になっている堀 絢子さんの舞台。堀さんは「チンプイ」や「忍者ハットリくん」など、多くのアニメに出演してきた声優さんでね。最近でもコナンなどでチョコチョコ参加してもらってるんだけど、仲良し(勝手に言ってます)のきっかけは1996年から1997にかけて「ガンバリスト!駿」の仕事でした。そんな堀さんの一人芝居を東京・下北沢で初めて観る事ができました。「そしてトンキーも死んだ」「朝ちゃん」という反戦がテーマの2作品が上演されてね。1人で演じている堀さんのプロ根性がひしひしと伝わってくるものすごい迫真の舞台でした。しかも今回は地域のロータリークラブが協賛した無料公演、こんなことができちゃうんだねえ。会場となった北沢タウンホールは結構ハコが大きいんだけど、しっかり満席になっていました。「そしてトンキーも死んだ」は戦時中の動物園を描いた作品で、「朝ちゃん」は原爆投下直後の広島を描いた作品。堀さんはこの2本をライフワークにされていて、今回は159回目の公演。どちらも強烈に戦争反対のメッセージが込められていて、反戦の意味で500回(1000の半分=半千)の上演を目標にされているんだ。堀さん自身が自主公演されているから、舞台セットなど相談可能な実費でできるだけどこででも公演してくれるそうですよ。実際本当に価値ある舞台です。気になる人がいたら、堀さんが所属する事務所「ぷろだくしょんバオバブ」に問い合わせてみて下さいね!

 もう1つが「結界師」の雪村時子役を演じてもらっている田中真弓さんがゲスト出演の「たかがオムニバス、されどオムニバス」。もう激しく舞台活動をしている田中さんが九十九一さんと住友優子さんの主宰するユニットに参加したもので、オムニバス形式で面白シーンが連続に演じられるドラマ劇。随所に細かな笑いがあって、とても見やすく楽しいステージでした。グループ・タックの社長・田代さんと一緒に東京・中野の劇場へ観に行ったんだけど、観劇後は久しぶりに2人で舞台の感想を話しながら食事とワインを楽しみました。田代さんは「魔法騎士レイアース」と同じ時期に放送した「ストリートファイターII?」という作品でお世話になってからのお付き合い。実はそっちは直接担当じゃなかったんだけど、今はワインを含めて個人的に親しく話せる大先輩であります。楽しい舞台の後は食事もワインも美味しくなるものですね。

 それから、先週は「結界師」で白尾を演じてくれているアリtoキリギリスの石井正則さんと東京・白金のHというお店で食事をしました。なんと石井さんはその日人間ドックあがりだったそうで、芸人さんも当たり前に健康管理に気をつけているんだなあと実感しました。われわれサラリーマンは組織の中の健康診断システムにのってチェックしていれば良いのだけれど、プロであるがゆえに当然タレントさんだってそーゆー事は絶対大切だよね、ちょっと想像しにくいけど。というわけで、石井さんは人間ドックを受けるために前の日から食事とアルコールを制限(正しい検査結果を導くためにどんな人も必要なんです)していたみたい。その反動かその日は「とても美味しい」といいながら豚シャブ料理をバクバク食べていました。そうしているうちに、「ブラック・ジャック」にゲスト出演してもらった事もあるメッセンジャーの黒田 有さんが遅れて合流。大笑いしながらの食事はとっても盛り上がりました!ちなみに黒田さんはそのあとラジオの収録が2本あったみたいで、元気に仕事に向かって行かれました。こっちの方もなんだかプロ魂を感じちゃった夜でした。