• ■11月19日
  • ■11月19日

  • 2007.11.19

 大好評の秋のミステリースペシャルもいよいよ後半戦!11月26日月曜夜7時からは「名探偵コナン」の新作「法廷の対決III 目撃者は検察官」を放送するよ。これは今回の秋のミステリースペシャル唯一のアニメオリジナル作品でね。蘭の母親で弁護士の妃 英理とそのライバル・九条検事の対決が描かれた、コナンシリーズには珍しい法廷舞台シリーズ第3弾。前回もすごく好評だったんだけど今回はなんと5年ぶりの登場となってしまいました。九条検事を演じるのはあの松本梨香さん、というわけでかなりお久しぶりですね、のあいさつから始まったアフレコだったんだけど、1時間の作品なのにチームワークがホントに良いせいかすごくスムーズに終了。4時間かかってないんじゃないの?で、前の日記でも少し触れたけど、アフレコ後は松本さん、そのマネージャー・松下さん、そしてコナン役・高山みなみさん、小五郎役・神谷 明さん、妃役・高島雅羅さんたちとスタジオ近くのイタリア料理Iへ食事に行ったのであります。

 その際に神谷さんからいただいてしまったのが目覚まし時計。と言ったってただの目覚ましじゃありません。神谷さんの声が起こしてくれるのであります。神谷さんが先日のコナン応援団の記念として、桜塚やっくん・井上和香さん・山本 梓さんに目覚まし時計を贈呈してね。そのおこぼれがスワッチにまわってきてくれちゃったわけです。とにかく感動です。下の名前、ミチヒコで呼んでくれるその時計の声を皆で聞いて、うれしいやら、ドキドキするやら…。小五郎はもちろん、冴羽のリョウちゃんやら、あのキャラもそのキャラもすてきに起こしにきてくれます。何度かその目覚まし時計で起きたけど、あの声はすぐに目が覚めて効果抜群、でもロングバージョンを最後まで聞いてしまうという難点も…。でも、こーゆー声で起こされたら寝坊できませんよね。

 さて、この作品で注目してほしいのはもちろん法廷シーン。だいたいアニメで法廷でのやりとりが描かれるなんて他にないでしょ。事件モノがとっても多いコナンだってこのシリーズだけだしね。ポイントはなぜか小五郎が証人として毎度法廷に立つ事なんだけど、そんな時にもいつものように麻酔針がプスッとなって、いつものようにコナン君が変声器で…って言ったって、とにかくそこは厳粛なる法廷の場。このミスマッチとコナンならではのちょっとしたフィクションが美味しい味付けになっていますよ。というわけで法廷という話しにくい困難な状況でコナンはどんな解決劇を展開することになるのでしょうか?こーゆーパターンの時に決まって盛りだくさんのセリフで大活躍しちゃう神谷さんは「小五郎とコナン、全く異なる理屈理論の2人分をとっても楽しくできた」と久しぶり法廷シーンの感想を話してくれました。

 そしてサブタイトルからもわかるように九条が何かすごい事件の核心を目撃してしまうんだ。松本さんは「あんな目に遭うとは思わないよねえ、フツー」と収録を振り返っていました。「実際にあんな目にあったら堪えられないかも」とまで言ってしまう今回のストーリーは、2時間ドラマも多く手掛けるベテラン脚本家の金子 裕さんが見事に書き上げてくれました。シナリオ会議の時の口論が思い出されます。佐藤監督に加えて今回の演出には劇場の監督の山本さんも手伝ってくれて、いろいろカンカンガクガクでしたねえ。そのカイあっての1時間スペシャルとなってますよ。というわけで松本さんは金子さんに「すぐに次の法廷作品も作って下さい。心から応援します、もう5年は待てません」と伝えてと伝言を残し、食事の後は稽古があると松下さんと次の場所へと消えていったのでした。相変わらず忙しくて大変だねえ。

 それから、毎週秋のミステリースペシャルで流れている「ヤッターマン」のCMはちゃーんとチェックしてくれてますか?これまでにドロンジョ、ボヤッキー、トンズラー、おだてブタなど、昔の放送を知っている人たちはもちろん、そうじゃない方も知ってるようなお馴染みのキャラクターたちが続々と登場しているよね。26日の放送ではどんな告知になっているでしょうか。みんなが期待するあのキャラクターが出てくるかもよ!「ヤッターマン」の新しい映像も毎週見逃さないようにね!

 「金田一少年の事件簿」スペシャル2本いかがでしたか?いやー本当に東映アニメのスタッフはじめ、みんなががんばれた作品だと思います。また感想や希望などをコナンのページにでも書いてやってくださいね。

 先週もアフレコ終了後のミニ打ち上げをはじめ、ずいぶん飲食に充実した日々をおくっちゃいました。おなじみ神楽坂Tにおけるタラバガニと牛肉の炭火でのタタキ(ワインはコルトンシャルルマーニュ’83ほか7本)に始まって、目黒の初めてのイタメシ屋Pでは意外にうまいペンネ・ゴルゴンゾーラ(イタリアのガーヴィほか2本)、結界師の松戸平介役の野沢さんたちとは北青山Cで牛すじ入り関西風おでん(シャトー・ボーモンほか5本)、そして年に一度のワイン好きのお祭り、ボジョレ・ヌーボーの解禁日には新橋Dというお店に40人くらいが集まり、ヌーボーの会と勝手に名づけて解禁のお祝いをやってしまいました。空輸で届いたばかりの15リットル入りワイン樽を2種類2樽も空けてしまってね。それでも飲み足らずに新たにまた別のヌーボーを注文して飲んでしまいました。

 お店に集まってくれたのはアニメ会社グループ・タックの田代さん、講談社の吉岡さん、コアミックスの樫村さん、東映アニメの清水さん、アニプレックスの植田さんら多彩なメンバー。そして、10月のコナン「テレビ局の悪魔」での大熱演が大好評だった桜塚やっくんも駆け付けてくれて、久しぶりに楽しく一緒に飲みました。会場に来てくれてたメンバーは突然のゲストだったので、すごくびっくり喜んでくれて、大賑わいの会となりました。今年のヌーボーは昨年よりもブドウの出来がもう1つだったみたいだけど、かえってチャーミングな味わいが出ていてね。めったに味わえない樽から直接注いだワインだったこともあって、ガメイと言う種類のブドウとしては、とても飲みやすくてただフレッシュなだけじゃなく、もう1枚コットンの肌ざわりを加えたような美味しいワインでした。

 今回はこの15リットルの樽を自分で開栓させてもらって、意外に短いコルク栓に驚いたり、またひとつ、ヌーボーの思い出を作ってしまいました。何でもいいけど何か意味がある日に、気持ちの良い仲間と集まってワイワイやるというのは本当に楽しく大切なものだと思います。次の日の銀座Aでの白トリュフパスタ(マレスコ・サン・テグジュペリ’94ほか1本)まで、先週ご一緒いただいた数々のみなさま、非常に楽しく有意義な時間をありがとうございました!心より御礼申し上げます。で、また懲りずにいろいろやりましょうね。