結界師最終回

　建国記念日2月11日の「名探偵コナン」は「赤と黒のクラッシュ　昏睡」を放送するよ。今回から水無怜奈が入院する杯戸中央病院が舞台になる話に突入でね。いよいよ、赤と黒のクラッシュシリーズのメインストーリーがスタートすることになるんだ。このシリーズの少年サンデーでの連載当時、青山剛昌先生に「どう？黒ずくめとのやりとり、なかなかおもしろいでしょ？けっこうワクワクドキドキするでしょ？」とニコニコしながら話された記憶があってね。そんな青山先生自身も満足出来るシリーズにスタッフ全員で取り組んでるところです。そんな渾身のこのシリーズですが、とにかくこの回から裏のウラをかくみたいな、黒ずくめの組織との息をつかせぬ駆け引きが繰り広げられていきます。みんなが知らない新事実も次々に明らかになっていくんだ。ちゃんと見ていかないと、びっくりするような展開についていけなくなっちゃうし、何と言っても裏のウラの裏のそのまたウラをかくような緻密なストーリーがおおきなごちそうですよ。ハンパなくおもしろいので、これから始まっていくメインストーリーをじっくり味わっていってくださいね。それから「名探偵コナン」の放送予告のところで最新映画「戦慄の楽譜（フルスコア）」（4月19日公開）の週変わり情報が始まりました。いつもと違った切り口な感じの告知をどんどんお見せしますので、TVシリーズ本編はもちろん、そんな最新映画情報も絶対見逃さないようにしてくださいね。

　そして「名探偵コナン」の前は「ヤッターマン」。11日は「チョコ宮殿のバレンタインデーだコロン！」を放送します。今回は14日にバレンタインデーを控えているから時節柄お約束のチョコレートネタです。でも「ヤッターマン」のチョコネタは他と“チョコっと”違う！いやマジでチョコっと、などではありません。毎度ビックリして笑っちゃうこと間違いなし。ヨーロッパのチェコを舞台に鮮度バツグンハチャメチャ＆奇想天外なギャグストーリーが展開され、妙な王子キャラクターも登場するし、まあどうしてこんなことを思いついてアニメにできるんだかねえ、的な存在感であります。これまたお約束なムードでアイちゃんが心を込めてチョコを作るんだけど、それがちゃんとガンちゃんに渡されるのでしょうか…。何から何までチョコレートな世界の中、アイちゃんの手作りチョコの運命やいかに！？（写真は日曜日、新宿の家電量販店のヤッターマン販売コーナー。広い世代の方々に注目を集めてます！）

　そんな11日は「ヤッターマン」の放送がスタートした時と同じ祝日だよね。やっぱり祝日の夜はお父さんも入って家族揃って、月曜夜7時のアニメ2作品を楽しんで欲しいです！前回の日記で聞いた話を書いたけど、この1時間のアニメで家族の会話のベクトルを体現してくれると至福な時間になります。「ヤッターマン」では子供がお父さんやお母さんに知らない事を聞いて、「名探偵コナン」では子供の方からお父さんやお母さんにわからない事なんかを教えてあげてほしいな。あー、理想的！というわけで連休最後の夜７時は家族で暖かい部屋に集まって、美味しく夕食いただきながら「ヤッターマン」「名探偵コナン」を楽しくご覧になって下さいませ。

　さてさて地域によってズレがあるけど、関西・読売テレビでは「結界師」が11日についに最終回を迎えてしまいます。応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。1年半近い期間に52話のハイレベルな作品を制作・放送し、素敵なストーリーで気持ちよくクライマックスを迎える事ができたと思います。少年サンデーの連載を読んで「これはやりたい！」と思った「結界師」にこんなカタチでキチンと携わる事ができて、本当に幸せな足掛け２年以上の日々でした。主人公・良守の成長、そして良守と時音のちょっと新しいタイプな関係、絶妙なキャラ・斑尾と白尾の存在など、こだま監督はじめトップクリエイターたちが喜んで表現していきたいと思えるようなエッセンスがいっぱい詰まっているアニメシリーズ「結界師」。いかがでしたでしょうか。ちゃんと見ていただいたみなさんにはかなり楽しんで頂けたと思っています。で、今も少年サンデー誌上の田辺イエロウ先生の原作連載はホント面白く絶好調、ハイテンションな加速で展開が進んでいるので、これからもアニメ結界師チームは原作ファンの方々と共にそちらの方もじっくり楽しく応援していきます。アニメ「結界師」を応援してくれた視聴者のみなさん、そしてかかわった関係者やスタッフのみなさん、かさねがさね本当にありがとうございました！

　それからこの日記でも触れた「次世代ワールドホビーフェア」は無事に全日程が終了しました。少年サンデーのブースに出展された「名探偵コナン」、タカラトミーのブースに出展された「ヤッターマン」、どちらも大人気で、すごく大勢のお客さんが駆け付けてくれました。会場に遊びに来られたみなさん、楽しんでもらえたでしょうか？年2回開催される「次世代ワールドホビーフェア」は毎回20万人以上が来場するものすごいイベント。このお祭りを支えられたスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でございました。少年サンデーブースで先行販売していた映画「戦慄の楽譜（フルスコア）」の前売り鑑賞券もおかげ様で昨年より売れ行きが好調だったようです。これは今回の新作映画に対する注目度の高さを表していると思っています。さあ、気を引き締めてがんばらねば！！

　そんな最終日の2月3日、東京は珍しい大雪となりました。冬だし白いし、雪そのものはなんとなく嫌いじゃあないので良いのですが、お約束のごとく交通機関が弱いのが難点ですよね。羽田空港もかなり混乱し、恒例の下関フグツアーにも出かけていたスワッチたちの足を直撃してくれました。新幹線の選択肢を選んだ人もいたりいろんな試行錯誤の末、たどりついた北九州空港で4時間以上待たされましたが、情報も整理され、あきらめがついてからは逆に、そんな時間がいつもあんまり経験できないゆったりした時間に大変身。声優の田中さんや荒井さんや岡本さんや香坂さん、ソプラノの長島さんや小学館の薄谷さんたちとすごくじっくりとゆっくりと会話することができました。明るい時間から飲む国産ワインも初めての銘柄で美味しかったし、前の晩の驚異的な天然とらふぐづくしの記憶もしっかりかみ締めながら、至福の時間が流れていったのです。欠航の可能性が捨てきれないリスクに耐え、そんなひとときをゲットできた9名のみなさん、お疲れ様でした。ホントにちゃんと帰れるのだろうか、時間がどんどん過ぎてっちゃうよー、という焦りの気持ちから一転、いろんな物事や状態は心や気の持ちようでどうにでもなるもんだなあ、てな事に気づかせてくれた素敵なメンバーによる素敵な旅になったのでした。