• ヤッター山手線
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  • 2008.03.10

 3月17日の「ヤッターマン」は「タイガードラマーアツヒメだコロン!」を放送するよ。人気上昇中の某国民局の超有名大河ドラマをモチーフにして作ったアップグレードで壮大な物語がいよいよ第10話目に満を持して登場だっ!…ではありません(笑)。今回はたまたま鹿児島が舞台になっていて、ぐーぜんアツヒメという名前のヒロインが出てくるというコトになっておりまして、我らがヤッターマンとドロンボー一味がオハラハーリングという、なんじゃそりゃ!?というようなドクロリングを探すという相変わらずの抱腹絶倒な展開、予測不能なバトルが繰り広げられます。

 この脚本を書いたベテランのシナリオライターの武上純希さんは鹿児島出身でね。鹿児島の名産や方言、風土をものすごく達者に脚本に取り入れ、ビックリユニークなストーリーを作ってくれました。当然地元の人にはもろ手を挙げて喜んで頂けると思うし、某大河ドラマの影響で他の地域の人もちゃーんと楽しめる内容になっているよ。実は武上さんとはスワッチのアニメデビュー作「ロボタン」からの長ーいお付き合い。「シティーハンター」や「コボちゃん」「犬夜叉」でもお世話になっています。関わった作品は異常に多いと思うけど、シナリオライターとしてコンスタントにユニークでレベルの高いストーリーを提供してくれる方だし、ご本人もいろんな点でかなり面白い人です。一緒にいると飽きません。そう言われれば随所に鹿児島がにじみ出ているかもしれませんね。

 そういえば8日の土曜日にJR山手線で「ヤッターマン」の車内吊りPR広告を発見。同乗していた友人(もとTV局に勤めていた)が「山手線は車内吊り広告、すごく高いですよね」と心配してくれます。大丈夫ですよ、「ヤッターマン」の気合の現われですから。でもそれを写真に撮ってる姿は周りの乗客に心配されたかも?写真(1)がそれです。それと先週も写真でお伝えした「ボヤッキー」じゃなくて「ヤッターマン」広告、3月10日付けの読売新聞朝刊TV面のものが写真(2)になります。

 さあ、記念すべき放送500回目を迎える17日の「名探偵コナン」は「赤と黒のクラッシュ 遺言」です。今回は手に汗握る追跡劇の末、強烈な自動車クラッシュ事故につながっていきます。もう息つくヒマもないくらい、コナンたちFBIと黒ずくめの組織の命を賭けた駆け引きは激化していくんだ。このシリーズには、新登場キャラクターとしてFBI捜査官を名乗るキャメルという人物が出てくるけど、何だかとっても怪しいよね。「24」ばりに新しく出てくるキャラクターに安心感はありません。これからも一筋縄ではいかないキャラクターが出てくるたびに、敵か味方かいったいどーゆーヤツなのか、そんなコトを考えながら見るのがこのシリーズを楽しむ秘訣のひとつかな。

 で、残念ながら17日放送の後、「ヤッターマン」「名探偵コナン」はしばらく放送がお休みになります。次回の放送は4月14日。それまで放送がないから、今回の放送をしっかりじっくりオンタイムで見て頂いて、約1ヶ月後の再開をお待ち下さいませ!両番組とも新年度に向けて多彩な企画を用意しています。そんな情報をこの日記やYTVほか各社HPなどでマメにチェックされることをオススメいたします。

 そんなビッグニュースの一つが映画「名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)」の制作状況でしょう。山本監督はじめ大勢のスタッフが制作のラストスパートに突入。先週の土曜にはアフレコが行われました。目黒のAPUスタジオで朝10時から始めてなんと終了は24時を越えちゃいました。これでもまだいろいろと録り残しがあったりするくらいなんだよね。今回の内容は音楽がもう一つの主役になってるので、見ているとガラスの向こうの役者さんたちは、そこは譲れないとばかりに、ものすごい演技エネルギーをぶつけてた気がしましたね。日付が替わってもスタジオにいた何十人の役者やスタッフのモチベーションは高く、それだけでも今度の映画の計り知れない面白さが伝わるんじゃないかな。…そんな時間なのに、そんな時間から、役者の神谷さんや山口さん高木さん千葉さんらと目黒のPという店で生ビールとスペインワイン。なんだかんだでハイテンションなのをちょっとでも飲んで抑えたかったのかもね。じゃないとみんな眠れなかったかも?とにかくハードなアフレコ、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました。

 さて、以前の日記でジン(堀之 紀さん)とウオッカ(立木文彦さん)の貴重な2ショット写真をUPしたけど、今回は目黒の沖縄料理Nという店で食事会の時にこんな2ショット写真が撮れてしまいました。

 写真(3)はなんと“新一と蘭”の2ショットであります。新一役の山口勝平さんと蘭役の山崎和佳奈さんというなかなか見られない、コナンファンにはちょっとたまらない感じの2ショットでしょ?しかもなんだかかなりいい感じで写ってるし。ちなみに奥に写ってるのは小学館の薄谷さんです。このお店はワインがないので、泡盛のシークワーサー割りやビールを飲みながら楽しく食事をしました。食事中の話題は男たるもの、女たるものなんてスケールの大きな?話で盛り上がってね。新一が消えた後の蘭の気持ちの話からこの話題へ広がっていったんだ。キャラクターが乗り移ったような意見が怒涛のように飛び出して楽しいひとときとなりました。

 それから先週は第53回小学館漫画賞の贈賞式に行ってきました。この漫画賞は毎年、児童向け、少年向け、少女向け、一般向けの4部門で、すぐれた漫画作品を選出していて、昨年「結界師」が少年向け部門を受賞したのは記憶に新しいところ。今回は編集者も知っている一般向け部門に輝いた「クロサギ」に注目してね。東京・千代田区の帝国ホテルでの贈賞式後、大勢の人が参加した祝賀パーティーにも顔を出しました。さらに祝賀パーティーの後は受賞作品ごとに受賞お祝い2次会が催されてね。パーティーで待ち合わせたアニプレックスの植田さんと銀座8丁目Nでの「クロサギ」会に参加して、この作品を応援し、受賞を喜ぶ多彩なゲストのあいさつ話を聞いてきました。1つの作品が認められて賞を取る事は多くの関係者も巻き込んで、改めてすごいことだなあと感じたし、正直うらやましいムードでしたね。こーゆープラスなエネルギーを感じる良いことはいくらあっても大歓迎デス。その後は銀座5丁目Bというお店へ行き、小学館の奥山さん、都築さん、浅井さんたちとちょっとしたお祝いワインでしめました。奥山さんはスワッチにとってこの業界の師匠の一人。「YAWARA!」の頃から指導を受けたりお酒を飲んだり、思い切りお付き合いさせてもらってます。「名探偵コナン」の立ち上げはもちろん「ガンバリスト!駿」「犬夜叉」などでもとってもお世話になった人なんだ。今回の贈賞式を漫画・アニメ界の大きな節目として、これからも楽しく頑張っていこうと夜遅くまで話しがはずんでしまいました。