• 夏のコミケリポート
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  • 2012.08.23

 1週休んだせいで報告遅れましたが、8月10日から12日まで東京ビッグサイトで「第82回 コミックマーケット」が開催されました。例によって初日開場準備タイムには、我らがYTE(読売テレビエンタープライズ)ブースにいました。毎度のことですが、東京に住む僕でも新宿からりんかい線国際展示場駅まで行くことの大変なこと大変なこと。いや、その、乗り換えたりするわけではないのですが、何というか自分が乗る路線に対する普段の予測より、異常に多くの乗客が乗っちゃうわけです。

 さらに国際展示場駅を出るのに改札を通過するのさえナミじゃあありません。とにかく朝9時までにビッグサイトに向かう橋を越えている、これが我々スタッフに課せられた条件。そんな時間なのにもう熱中症が心配されるようなかげろうゆれる温度の中、会場に入るのを待つお客さんの列は本当にし烈を極めてます。

 10時ちょうどの開場風景はやはり名物と言えるでしょう。拍手と時報をもってオープン。徹夜組含めて目的の限定キャラクターグッズを目指して、どうしても足早になるのは否定できませんよね。YTEのブースでは「輪廻のラグランジェ」の商品を中心に「緋色の欠片」から「WORKING」まで多彩なグッズが販売されていて、おかげさまでブース前には長い列ができていました。冒頭の写真は会場前のスタッフミーティングの様子と「ジャージ部魂」ポロシャツ。背中モデルはラグリン美人宣伝マン・とりりんです。

 一日に20万人も動員するというおそらく世界一の恒例イベント・コミケ。でも、毎回参加して世界一なのはその規模だけではないことを痛感しています。まずはブース参加しているそれぞれの会社やグループのスタッフの工夫や努力。たとえば鉄ちゃんの会話として、当たり前の電車運行の陰にどんなにか支えるスタッフのがんばりがあるのか話題になりますが、これは鉄道だけに限りません。ビジネスだろうが何だろうが、参加する方もそして会場側のボランティア含めた受け入れ側のスタッフたちも、経験則にも基づいたものすごいホスピタルパワーがあればこその世界一のイベントなことは間違いありません。

 そしてさらにここでイベント世界一品質の本当の真実は、僕はコミケに来場するお客さまにあることを強調せざるを得ません。先ほど開場の風景のことを書きましたが、それまでの、そしてその後の“行列マナー文化’とでも言いましょうか、あの整然とした風景はそれこそがハイレベルな文化です。まあコミケを知ってる方は何を今さら、というかもしませんが、例えば大地震が起きても暴動に発展しない日本人の道徳は明らかにハイレベルな文化だと思います。それをまず支えているのがコミケに参加するような若者たちなんだ、と言い切ってしまうことに何か問題があるとは思えません。

 正直言ってここしばらく毎回コミケに行き感動してます。僕ら業界はそして社会はこーゆー若者たちに支えられているのだと。だから当たり前ですが、どんなにつらくても大変でもものつくりそのものに手を抜いたり出来ません。そして結局クオリティ含めてそーゆー高みの視点を持ち座標軸をもつ作品が支持され勝ち抜いて来ているのでしょう。炎天下のビッグサイトに向かって叫びたいですね。本当にガンバレ日本のマンガ&アニメ、そしてファンのみんな!

 25日土曜17時30分「名探偵コナンスペシャル 怪盗キッドと4名画(後編)」24時間テレビのため放送時間が30分繰り上がることに注意してくださいね。そしてその予告に流れるあのキャラクター。そうです、もうすぐ怒涛の9月!ついにあのとーるさん(古谷徹さん[16])演じる安室の登場1週間前になります。そこんとこにもよく注意していつもより30分早い放送をお楽しみください。

 そして26日の「宇宙兄弟」は24時間テレビのため放送休止ですが、夜7時「スワラジ」は公開録音3回目です。「一刀両断!人気キャラ相談室」と題されたタイトルから分かるように高山みなみさん[32]、山口勝平さん[21]、田中真弓さん[100]、平田広明さんというトンでもない4名がそれぞれのキャラクターで、番組にいただいたみなさんの悩みに答えちゃいますよ。さてどんなキャラクターが出てきますか…、だいたい想像できると思っているそこのアナタ、それがそんな単純じゃないんだな〜。とにかくぜひ日本全国パソコンなどで聞ける、文化放送超A&G日曜夜7時「スワラジ」お聞きになって下さいませ。

 東京MXテレビでは「スワラジ」から3時間後の日曜22時、「輪廻のラグランジェ 鴨川アドバルーン」、YTVでは24時間TV特番のため27日月曜26時23分スタートとなります。ご注意くださいませ、他局もHPなどでぜひチェックしてご覧くださいね。