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『アニ民349人目』声優の竹本英史さん
- 2019.06.20
今週のアニ民は声優の竹本英史さんです。山口県徳山市出身の竹本さん、声優歴は長いのですが、声優になる前のエピソードがひたすら面白いのでぜひここで書かせていただきます。
だいたい出身地の徳山市に居る時から自分はここに居るべき人間ではない、東京へ行く人間なんだ、と思っていたそう。ただその理由が例えば東大へ行く、のなら東京へ行くべきと周りを説得できるが、それは無理。なのでいろいろ考えた結果、大学じゃなく役者になる、これは東京でしかできないと考えたのが高校2年生の時。そして就職率130%の広告に魅せられて代々木アニメーション学院へ。そこで先生をしていた三ツ矢雄二さんに出会い、竹本さんの怒涛の人生が始まります。
とは言ってもバブルに憧れて出てきた東京ではまず新聞少年から。1年間寮暮らしをしてそこから脱却、家賃で高尾に決める、そこはとにかく東京だから。三ツ矢さんに役者として見抜かれた、と思って入った劇団、なんと創設メンバーとなる。創設メンバーなので、後から入ってくる女子にはモテたそうです。そして劇団で活動しながら新宿のカラオケボックスなどで働く。さすがに高尾は遠く、幡ヶ谷に住むようになり、バイトではコワいお客に土下座経験もあって、それが23歳。三ツ矢さんの劇団を続けながらもいろいろ生活が転がり続けて、女性の部屋に転がり込むようになり、今思い出しても野獣だったとか。まあ、役者としてアブラがのりだした、というトコでしょうか。
アニメの声優は1993年から。出演作はかなり多いですが、その中でも2001年「バンパイヤン・キッズ」は小山茉美さんと鶴ひろみさんと共演した作品。お二人を乗せてドライブした事をすごく覚えているそう。というのは車内で相当面白い会話がなされたらしいんですね。竹本さん、ちょっとした地獄を見た、なんておっしゃっています。
ボクとの接点は「名探偵コナン」だけですが、何度かお世話になっていて、前回は安室が登場した「喫茶ポアロ」で事件が起きたお話、加害者のメンバーでした。そして今回は6月22日と29日放送される「いいね。の代償(前後編)」、扇澤さんが描く極めて現代的なオリジナルストーリーに登場。河内山豪という役を演じてくれてます。どんな役どころか、ぜひ番組で確認してくださいね。コナンのチームは先輩が多く、いつもフォローされてる状態が続き、かなり緊張してるそうですよ。
共演した古谷さんの影響を受けて、何もない時は「一日一食ダイエット」を続けてるという竹本さん。これからもコナンでいろいろなオトナの面を見せ続けてくださいね。