• ■9月26日
  • ■9月26日

  • 2005.09.26

 「エンジェル・ハート」は読売テレビが10月3日、日本テレビが10月4日からスタートするよ。初回は諸事情によってレギュラー放送の時間よりも遅い時間だから心して見て下さい。そして、9月26日には読売テレビで「エンジェル・ハート」の♯0を放送。「CITY HUNTER」から、どのように「エンジェル・ハート」に繋がっていくかがわかる架け橋のような内容なんだ。どちらの作品も知らない人が見れば、北条 司ワールドの魅力がわかるからね。深夜だけど、忘れないように見て下さい。放送時間は番組ホームページを確認してね。

 そして、今回は「ブラック・ジャック」を一緒に作っているチーフプロデューサー/黒いベストの久保田稔さんのことを紹介するよ。久保田さんは手塚プロの数いるスタッフの中でも1番アニメ作りに情熱を持っている人でね。いい環境で「ブラック・ジャック」が作れるのは、この人のおかげ。元々は手塚治虫さんの運転手とマネージャーを9年もやっていた人なんだ。久保田さんから治虫さんの話を聞くとおもしろくて、誰も知らない情報を教えてくれるんだ。

 久保田さんと仕事をするのは「ブラック・ジャック」が初めてだけど、僕が手塚さんのファンで、手塚プロと交流を重ねていくうちに仲良くなって、昔から知り合いなんだ。だから一緒にお酒を飲みながら楽しく時間を過ごせる人なんだよね。普段、久保田さんは物静かなんだけど、内に秘めた熱いものを持っている人でね。僕とお酒を飲むとアニメ談義はもちろん、モノつくりのロマン話に花が咲くんだ。でも、一番大事なのは番組制作環境をどうするかを話し合うこと。どうすればスタッフが動きやすくなり「ブラック・ジャック」そのものがおもしろくなるのかという思考経路などは僕と同じだと思うな。アニメ作りに対する考えも僕と重なっているんだ。ホントにこれからもヨロシクです!当然他にもスタッフにはおもしろい人がたくさんいてね。折を見て別のスタッフのことも紹介していくからお楽しみに!

 今、「ブラック・ジャック」の制作メンバーは脂が乗っていて、それが作品にも反映されているね。手塚プロなどのスタッフが1年間積み重ねてきたがんばりが作品のおもしろさに繋がってきている、生かされてきていると思うんだ。10月からは各話がさらに粒揃いのおもしろさだから、絶対に見逃さないようにね! 久保田さんはテレビと映画を同時に担当してくれてて、ほかのスタッフ同様、毎日遅くまで働いているよ。これからもスタッフ共々「ブラック・ジャック」の応援をヨロシクね。