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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民172人目
- 2013.01.31
今週はサンライズでプロデューサーとして大活躍している小形尚弘さんです。小形さんと初めて会ったのはやはり「犬夜叉」の頃でしょうか。僕と同学年の富岡プロデューサー(アニ民24 )のアシスタントとしてついてもらったのが最初だと思います。とは言ってもサンライズで担当した作品は多く、それからいろんな作品でプロデュース感覚を身につけて来たようです。
とにかく小形さんと言えばここしばらくは「機動戦士ガンダムUC」シリーズでしょう。劇場公開される作品のトータルクオリティはすごいですよね。でもその物語展開を息もつかせず見せつけるユニークなストーリー、それを表現する映像制作を支えて行く手腕がすごい。あの映像、監督はもちろんですが異常に多くのスタッフのバランスをとっていく、そのプロデュース感覚なしでは成り立たない気がします。というわけでお知らせ、「機動戦士ガンダムUC」の最新作、episode 6「宇宙と地球と」はイベント上映・有料配信・Blu-ray先行販売3月2日同時スタートだそうです。
さて小形さんは犬夜叉仲間で毎年実行している「宮古島ツアー」や和田薫さんのご実家割烹「寿美礼旅館」でフグを堪能するメンバーでもあり、ここ数年はプライベートなお付き合いがしっかり続いています。だいたい僕の一世代下の仲間には元気がありまくる輩が多く、小形さん含めて結構独身が多いのが特徴!?脚本家から音楽家・そして制作会社や代理店スタッフが僕らと一緒に事あるごとに集まって騒ぐ。あ、ここまで書いてなんですが、小形さんはその中心になるというタイプではありませんね。なのに彼がいるとみんなナゼか?安心して遊べてる、そんな感じのお人であります。
「結界師」ではメインプロデューサーとして思い切り活躍してもらいました。「犬夜叉」から続く文芸担当・高橋さんとのコンビも最高で、打ち合わせやいろんな各所への采配も何というかいちいち弾力を感じていました。出来ないコトは出来ないですが、ちょこっと考えて相当なコトは結局やってのけちゃうというような。うーん、なので正直言って「結界師」はもうちょっと小形さんと続けていたかったなあ。彼とガッツリ組んだ僕の後輩・永井プロデューサーも相当いろいろ教わったと思います。
それにしても最近はやっぱりプライベートな食事会に、明るい話題を吹き込む役目が多いですね。もう六本木や新橋、そして荻窪などで繰り返し開催される自由なミニ会に小形さんはなくてはならない存在でしょう。仕事の方も彼の頑張りも目立ってきていて、出世している友人・富岡Pが妙に老成してるように見えるのは気のせいですか?。
もう押しも押されもしないサンライズのスーパープロデューサーの一人である小形さん。なのでこれからも「犬夜叉」作品で身につけたと言える、比類ない仲間とのチームワークセンスを大切にして、しっかりと作品に反映させて前進していってくださいね。