• 文化賞漫画賞
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  • 2008.06.16

 再開第2弾となる23日の「ヤッターマン」は「悟空探しはゴクウロウでコロン!」を放送するよ。今回はペンタッチも快調な脚本家の武上純希さんが想像を飛ばして書き上げてくれたストーリーでね。ニセモノ文化が得意な場所を舞台にしたものなんだけど、心を込めて作り上げたニセモノ(ニタモノ)と単なるコピー品は違うというポリシー(?)を持って描いているんだ。武上さんとは1986年に制作した「ロボタン」からのお付き合い。今回のサブタイトルも武上さんが考えたものなんです、ご苦労さまでございます。というわけで、おしゃれ要素やニセモノ、コピー文化など、様々な物の考え方がミックスされた楽しい作品に仕上がっているから、オンエアを楽しみにして下さい。オンエアを見たら、なんでこーゆーお話を今みなさんに提供するのか、わかってくれると思うよ。

 「ヤッターマン」に続いてオンエアされる23日の「名探偵コナン」は「弁護士妃英理の証言(後編)」。犯人(?)の周到な準備によって、こともあろうにあの妃英理がアリバイを証言せざるを得ない状況になった今回の事件。コナンはどうやって犯人のトリックを暴くのかが見どころだよ。皆さんもオンエアまでにしっかり事件の真相を推理して下さいね。そして、今回特に事件と共に注目して欲しいのが小五郎と妃英理のやりとり。別居夫婦の2人が垣間見せる本心(?)のぶつかり合いも見どころになっているんだ。キラキラ聡明な妃もやっぱり女性なんだと思わせたり、もしかしてカッコイイ(?)と見えた小五郎がやっぱり…だったり、2人のやりとりを見ているとニタモノ夫婦というか、相性が良い夫婦なんだって改めて感じる事ができる!ような気がしないでもないお話です、ハイ。蘭ちゃん、がんばれっ。

 ところで16日から新しくなった、明るい夏がテーマ的なオープニング&エンディングは楽しんで頂けましたか?倉木麻衣さんが歌うOPテーマ「一秒ごとに Love for you」は、ちょっと懐かしい香りのするサウンドに包まれた明るくてポップな楽曲になっていて、上木彩矢さんが歌うEDテーマ「SUMMER MEMORIES」は少し切ない系のミディアムバラード。どちらもこの夏1番のオススメの曲だから毎週OP&EDも見逃さないよーにね。於知監督初演出のOP映像はちょっと洒落たミニドラマ風構成になっているし、EDはとにかく素敵な蘭ねーちゃん!楽曲と一緒にそちらの方もじっくり楽しんで下さい。番組の内容のことも含めて、この新OP&EDの感想や応援などがありましたら番組HPのBBSにどんどん書き込んで下さいね!

 先週、朝日新聞社が主催する「第12回 手塚治虫文化賞」の授賞式、祝賀会が東京・東京會舘で行われました。尊敬する手塚治虫先生の名を冠した賞だけに毎年の如く参加させてもらってます。アニメ「ブラック・ジャック」監督・手塚眞さんやこの業界では唯一の小中学校の先輩・いしかわじゅんさんとまずごあいさつ。漫画家さんもさることながら出版社や制作会社のエライ方々がいっぱいで大盛況のパーティ。タツノコプロ・成嶋社長とこの祝賀会は縁あるものでして、この日もスワッチと同じく「ヤッターマン」のチーフプロデューサー・田中氏と立ち話。まだ1週間と経ってないヤッターマンのゴルフコンペの話題をしっかりいっぱい。今回注目のマンガ大賞には石川雅之さんの「もやしもん」という作品が選ばれてます。手塚眞さんのごあいさつは“映画を越えたマンガ”が一つのテーマ。さあ、これから先陣を切っていくマンガに対して、アニメや映像作りはどうがんばっていくか、ちゃんと考えなければ、なんてことに想いをはさせられる受賞パーティでした。

 その立ち話での事なんだけど、先週書いたタツノコプロが主催したヤッターマンのゴルフコンペ。実はそのコンペで初めて女子プロと一緒にまわらせてもらいました。あっさりパープレイでまわったそのプロに、途中直々に指導を受けてチョロったりしたのは恥ずかしくも良い思い出。後半それなりのスコアを出せたのもそのおかげ(?)でしょう。一緒にまわったユニバーサル・北村社長、タカラトミー・沢田役員、そして狩野プロ、また一緒にまわりましょう、と一致した楽しいチームのひとときを本当にありがとうございました。毎日300球打つなんて当たり前?どの世界もそうだけど、その道のプロになる激しさを感じました。

 それから、先週は「20世紀少年」第37回日本漫画家協会賞大賞受賞謝恩会が東京・六本木のHというお店で盛大に開催されました。これは原作者の浦沢直樹さん、長崎さんたちが主催されたもの。手塚治虫文化賞と重なってお会いした方々も多く、それ以外にも「YAWARA!」で猪熊滋悟郎役を演じた永井一郎さん、日本テレビの映画スタッフ、制作会社スタッフや音楽関係者や大御所漫画家さんら、100人以上の人たちが集まって、とても華やかなパーティでした。一読者として楽しんでいた「20世紀少年」が見事に完結して大きな映画になり、いろんなメディアで大きく発展していくのを近くで見ているのはとっても刺激になります。とにかく同学年の浦沢さん、忙しい中の時間をもらって、また一緒にワインでも飲もうと約束。これからも「20世紀少年」ほか、いろんな浦沢さんを応援していこうと思っています。その後は永井さんと一緒に2人で久しぶりに小さな2次会としゃれこみました。ヤッターマン・ボヤッキーの八奈見乗児さんと同年代の永井さんも本当に元気で何よりです。そんなとんでもないエネルギーを持った先輩たちにしっかりついていこうっと、そのうちちゃんとお返しができるように。

 雨の合間の明るい日差しが、くっきりと光と熱を帯びるようになり、近くのアジサイも見事に満開です。どの季節においても同じですが、自分も仕事もしっかりと足跡を感じながら歩んでいきたいものです。

(写真は京王線沿線に咲くアジサイです)