• コナン船上パーティ
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  • 2008.07.22

7月28日放送の「ヤッターマン」は「崖っぷちのトールーだコロン!」を放送するよ。今回はルー大柴さんに登場していただきます。シリーズ構成を担当するチーフライター高橋ナツコさんが見事な脚本を書いているんだけど、きっかけは巷で話題になっている映画「崖の上のポニョ」。大ヒットしているこの作品に対抗して崖ネタをやろうという話になってね。彼女の発想で崖?繋がりから、崖っぷち(!?)芸人のルーさんに直球で出演をお願いしたんだ。ルーさんはすごく人気もあるけど、どうみても存在感が強いし異色の芸人道を歩んでいる人だよね。そんなルーさんに本名の亨(とおる)をお借りして、ご本人芸人トールーとして登場してもらったんだ。もちろん、アフレコもルーさんにお願いしました。ご本人もブログで「ヤッターマン」のアフレコの事に触れていて、山寺宏一さんにセリフまわしなどいろいろ演技について助けてもらったことなど、アフレコ経験を楽しんだ?様子を紹介してくれてますよ。

 そのアフレコにはスワッチも立ち会ったんだけど、スタジオ入りした時のルーさんの最初の一言がマイク3本並んでるのを見て「ホントにトゥギャザーなの?」だったんだ。まんまルーさんだ、と心の中で小さくこの作品の成功を確信。でも小原乃梨子さんら超有名ベテラン声優と一緒にアフレコするのに驚いていたのは本当みたい。ご自身の役という事もあるけど、ルーさんは声優としての演技もとても上手でね。シナリオも良くできてる上にルーさん自身のルー語が織り交ざり、アドリブも入って面白く見事な「ヤッターマン」に仕上がってるよ。オンエア当日の28日は午後1時55分から放送されるYTV制作番組「情報ライブ ミヤネ屋」がルーさんとヤッターマンをとりあげてくれます。「ミヤネ屋」は生放送で各コーナーに登場してくれる予定だから、可能な方は「ヤッターマン」PRもしっかり追いかけてやってくださいね。みなさん、28日はルーさんと楽しくヤッターマンワールドをトゥギャザーしましょう!!

 「ヤッターマン」でルーさんとトゥギャザーした後は「名探偵コナン」。28日は「コナンvsW暗号ミステリー」を放送するよ。今回はコナンが始まって以来初の30分で事件2本立て。アパート放火の事件の後、新聞で折った紙飛行機が絡んだ奇妙な事件が発生するんだ。そして今回、ひょんな事からある人物が工藤新一邸に住む事になるという意外な展開が…。その人物はすごく切れ者のようで、なぜか新一(コナン)との推理対決が始まる…。於地監督が30分に2つの話を盛り込み、ホントに面白くて見どころ満載な中身の濃い作品に仕上げてくれたから、ぜひオンエアをご覧下さい。

 先週は「ヤッターマン」のオープニング曲「ヤッターマンの歌」をパワフルに歌ってくれている演歌歌手・西尾夕紀さんのレコーディングお疲れさま会が開かれてね。山本正之先生、編曲などを担当した深澤秀行さん、佐藤さん、新栄プロ・西川役員やコロムビアミュージックエンタテインメント、YTVや読売テレビエンタープライズのスタッフら14人。新宿のMというお店で夏のお鍋を囲んでゆかいな食事会。という訳で今週の2ショットは西尾さんと山本先生の2ショットをお届けします。

 音楽と会話の波長もぴったりなユニークコンビ。というわけで、ここ2週、オープニングでは西尾さんの素敵な歌声が大好評だけど、このコンビがたくらんだ別タイプ「特別マル秘別バージョンヤッターマンの歌」(これはかなり聴きモノ)をこれから3週のどこかのオープニングで放送しますから見逃さないようにして下さいね。それにしても西尾さんも本当に明るく気持ちの良い方ですね。なのでこの日ももう一軒。新宿ゴールデン街のお店に歩いて移動、カラオケで「ヤッターマンの歌」ほかを歌いまくり、あの街角に綺麗な歌声が響いてたかも。元気で明るく楽しい時間って本当に前向きなエネルギーになります。みなさん、ありがとうございました!

 そして先週金曜日には、コナン放送500回突破を記念して船上パーティが行われました。スタッフ、関係者ら150人以上が集まり、東京・竹芝桟橋から出るヴァンティアン号に乗ってディナークルーズに行ってきました。もちろん、コナン役の高山みなみさん、小五郎役の神谷明さん、蘭役の山崎和佳奈さん、新一役の山口勝平さん、目暮警部役の茶風林さん、阿笠博士役の緒方賢一さんら、レギュラー・ゲスト・黒ずくめチームを含め、そうそうたる役者の方たちも集まってくれました。歴代監督も勢ぞろい!こだまさん、山本さん、佐藤さん、於地さんの4名には女性キャストから感謝の気持ちを込めた花束が贈呈されていました。今までコナンチームでいろいろな節目にパーティなどをしてきたけど、こーゆーディナークルーズは初めて。500回突破というこのタイミングでのクルーズは、番組としても新たな航海への出航となるよね。って高山さんが冒頭の乾杯あいさつをしてくれました。本当にその通りです。

 パーティの喧騒を抜けて階上のデッキに出ると、気温が高いわりにさわやかな夜の海風が顔に気持ちいい。遠くに見える羽田空港から離陸するジェットの音と光、空港や滑走路のイルミネーション。目の前の海はただ暗く黒いのに、それらの光は何か虚を突く感情をもってこちらへ届いてきます。すぐ下の海面を見ると船横から波が絶えず生まれていて、船のスピードを感じられる。今、我々番組のスタッフ一同「名探偵コナン」という同じ船に乗って、まだ見えない国を目指してひたすら航海をしている。汗も涙も笑いも本当に大切なものを共有した仲間たちがこうして一緒に集うことができている。なんてしみじみ幸せなことでしょう。乗っている船やスタッフメンバーにはもちろん、こうして航海を支えてくれる海そのものにも感謝をしたくなります。

 キラキラ輝く2時間20分のクルージングの旅でした。放送500回を超えたお祝いだったけど、みんな「次は1000回だ」と気勢を上げていました。それはそうなんだけど、まず次目指すは600回。面白い番組制作をじっくり継続していく、そこをしっかりがんばっていこうとみんなで結束します。船上だけに誰一人、遅刻も早退もない気持ちの良いパーティの最後に、スワッチは小学館・浅井P、東京ムービー・吉岡Pと一緒にあいさつさせてもらってこの会を締めさせて頂きました。青山先生の連載は15年、アニメコナンは13年、これまでやってきて本当に良かったなと思いました。ありがとうございました。

 ここで写真クイズ。このすんごい髪型の人は一体誰でしょう?

 直近のアフレコの時に撮ったものですよ。このキャラクターの登場もお楽しみに、解答は次回ね。