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■6月6日
- 2005.06.06
前回の日記で予告した通り、今回はイベント「アニメいずめんと」の報告をするね。このイベントに参加するため、僕と神谷明さんはアメリカ、ノースカロライナ州へ行ってきたんだけど、イベント会場はローリー・ダーラム空港近くにあるシェラトンホテルのコンベンションセンター。アメリカのジャパンアニメファンのためのイベントで、第8回の今年は5月27日から29日まで開催されていたんだ。僕たち以外にも、声優として潘恵子さん、坂本千夏さん、氷上恭子さん、漫画家の市原敬子さん、そして東映の角田紘一先生、山口康雄さんたちが日本からゲストとして招待されていたね。ゲストは何をするかというと、決められたサロンルームで自分に関係するアニメについて話をしたり、声優さんならではのボイストレーニングをしたり、アニメをビデオ上映したり、アニメなどキャラクターの描き方講義だったりといろいろ。僕は「犬夜叉」の話をしてきたんだ。「犬夜叉」はアメリカでもカートーンネットワークで大人気放送されているからね。
イベントに来ていたファンの年齢はやや高めで、本気で日本のアニメのコスプレを着た人が多かったなぁ。みんな自分でコスプレ用の洋服を作っていて、イベントを心から楽しんでいるという感じ。大体3千人のファンが集まったみたいだね。だからホテルの中はフロントの周りまで、いろんなのキャラクターの格好をしたユニークなファンでごった返していて、かなり不思議な雰囲気だったよ。夜は各会場で踊ったり、カラオケを歌ったり、アニメに関する裏話も飛び出したりして、本当に楽しいイベントでした。僕は向こうのファンも日本のファンと同じ熱さを持っていると感じたね。向こうはジャパンアニメのお店が少ないから、イベントに来ていたファンは日頃のうっぷんを爆発させて、思い切りはしゃいでいたよ。
51人のコスプレイヤーが参加したコスプレコンテストもあって、僕も投票させてもらったんだ。「犬夜叉」のキャラクターも多かったんだけど、特に僕は殺生丸のコスプレをした人が良かったと思ったね。このイベントに参加して、アメリカのファンのエネルギーや潜在能力を感じられたし、アニメイベントの原点を見せてもらったような気がしたよ。ビジネスってムードがあまりしないし、見返りを何も求めない感じが本当にうれしかったなぁ。これからも「犬夜叉」そして「CASE CLOSED=名探偵コナン」もよろしく!とマジにアメリカ大陸に叫んできましたー!