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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民8人目
- 2009.10.01
今週の住民は東映アニメーション企画営業部長の清水慎治さんです。
当時「ゲゲゲの鬼太郎」の担当Pだったのを、途中で「金田一少年の事件簿」の担当Pに移っていただいたのが1996年初冬の頃でしたか。そこで初めての出会いでした。当時はYTVが参加してなかったアニメ映画「金田一少年の事件簿」制作真っ最中で、そこに新番組のTVアニメシリーズ「金田一少年の事件簿」も始まり、かなり大変な時期でしたよね。
そこから3年半150話も続くシリーズの中で、清水さんには本当にたくさんのことを教えていただきました。アフレコ終了後みんなで楽しく食事する、スタッフや声優にとって必ずしも義務なことではないのですが、清水さんの手にかかるととってもそれが自然なことに思えてきます。TV金田一はだいたい3話から5話のミニシリーズで構成されてるのですが、その1話のアフレコ後は“打ち入り”、事件の被害者が出てくる途中の話数では“お通夜”とか称して食事会(その被害者役の声優はその回で出演が終わっちゃうから)、そしてシリーズ最終回のアフレコ後は当然“打ち上げ”。
これがホントに楽しいのです、そしてそのコミュニケーションが作品にとっても大切であり、きっちり作品のクオリティにはねかえってきます。TVシリーズ150話のうち清水さんはその食事会にほぼ皆勤賞でチャンピオン、僕は4,5回休んだので第二位…。もちろんそんなことは清水さんにとってはホンの一部のことであり、プロデューサーとして大会社東映アニメの組織全体を見渡し、番組制作にとってさらに組織にとって、一番良い道を的確に選んで前向きに敏腕に行動されます。
そんな清水さんなので金田一が終了してからもあたりまえのようにお会いさせてもらってます。酒なら何でものノムリエ、ノミニケーションが最高!とおっしゃる清水さんは本当にお酒が強い。僕より年上なのにアレだけ飲んで健康診断も問題なしとか。どんな酒でもおいしいので高いワインは僕にはもったいない、と言いながらも幸せそうにグラスを手にしている姿が大好きです。
今は制作会社としての超要職に就かれている清水さん。数多い判断を迫られる重責をその手腕でこなしながら、また会社の近くの神楽坂などでいっぱいご一緒してくださいね。