• 『アニ民328人目』株式会社Jリーグメディアプロモーション プロダクション事業部影像事業部部長・岩貞和明さん
  • 『アニ民328人目』株式会社Jリーグメディアプロモーション プロダクション事業部影像事業部部長・岩貞和明さん

  • 2018.07.05

今週のアニ民は株式会社Jリーグメディアプロモーション プロダクション事業部影像事業部部長・岩貞和明さんです。岩貞さんと初めて会ったのはコナンとJリーグがコラボした劇場版「名探偵コナン 11人目のストライカー」のタイミングなんですが、その時期はこの映画が公開された2012年4月より2年以上前にさかのぼることになります。この規模のコラボをするためにはさまざまな準備が要るために時間がかかるのは当然です。ですが「とにかくコナンとのコラボをやりたい、それも年に一回の劇場版のレベルで!」と言い出したのが岩貞さん。その行動に至るまでにはいろんな紆余曲折があったようです。

大阪出身で兵庫育ちの岩貞さん、スポーツは大好きで中学高校の時は野球に打ち込んでたそう。後にお世話になるJリーグがスタートしたのは岩貞さんが中学3年生の時。自分がやってた野球と比べてプレーもファッションも華やかでスタイリッシュ!そのカッコよさにすごく憧れたそうです。そして本格的にアメリカの大学でスポーツマネジメントを勉強したい、と一念発起!英語のマスターから始めるためにアメリカ留学を実行。初の海外がこの留学だったと、これはスゴイ。実はその時に渡米のお供に持参したのがなんと「名探偵コナン」と「ルパン3世」のDVDだった!最初からの大好きエネルギーが今も継続、このご縁にちょっとしびれます。

留学中にバスケットボールチームで働いたそうですが、そのチームにいたのが有名な日本人選手の田臥さん。そしてWBCの広報も担当して日本からのメディアさばきをした仕事の一つが、日本のメディアにイチロー選手を連れて行くことだったり。それでもアメリカで働く事は実はすごく大変な事で食べていくためにも断念せざるを得ず、帰国してリクルートエージェントに登録。転職サイトでの求人を見て自分のやりたい事はJリーグしかない、との思いで受けて2007年1月事業部ファンデベロップメントの仕事に就くことになります。そしてその仕事に就いた時から、頭にはコナンとのコラボがあったそうです。

2010年、今所属しているJリーグメディアプロモーションに出向、メインは映像周りの仕事というこの会社に移ってすぐさま新規事業会議にコナンコラボ企画を提案してくれたそうで、この時から、サッカー大好き工藤新一=名探偵コナンとJリーグのコラボ歴史がスタートしたのであります。

でもきっかけは同僚の阿部さんがTMS吉田さんを知ってた所から、と言いますからご縁というのは本当に不思議ですよね。そんなコラボも、規模の大きさもあってなかなかすんなりとはいかなかったのであります。スタジアム爆発というお話を通すのには苦労した、っていうのは超わかるし、その結果、今につながっている状態にはすごく感謝しています。「11人目のストライカー」舞台になった東都スタジアムはボクの故郷の豊田スタジアムがモデル。これは当時のサッカースタジアムで一番カッコ良かったからだそうで、ボクも地元の仲間に喜んでもらった記憶があります。でもあちこち爆発しちゃうんだけど。

あれから6年、実はサッカー好きのTMS石山プロデューサーらと年に数回は飲んだり、というのが続いていて、4年に一回のワールドカップの時はやっぱりJリーグコラボやらなくちゃ、という話が成立!まあ、キャラクターとしてはコナンだけじゃなく、あの灰原もJリーグが大好きだしね(笑)…というわけで7月14日土曜日夕方6時は「名探偵コナン Jリーグの用心棒」を放送します。劇場版で大活躍したあの遠藤選手も特別出演してます!

今回は岩貞さんたちJリーグスタッフに取材させてもらって、試合という華やかな部分の裏側も描いていくストーリー。劇場版の時もそうだったのですが、岩貞さんも実際に声で出演してくれてるんですよ。コラボというのは規模の大きさもあるけど、長く継続するって事が実はすごく大切、でもなかなか難しい事でもあります。だから岩貞さん、これからも想いがつながるご縁をベースに、Jリーグのメンバーはもちろん、サッカー好きなコナンをもっともっと大きく面白いコラボ舞台で活躍させていきましょうね!