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『アニ民326人目』東京俳優生活協同組合(=俳協)外画動画チームリーダー所ひかるさん
- 2018.06.07
今週のアニ民は東京俳優生活協同組合(=俳協)外画動画チームリーダーの所ひかるさんです。俳協のチーフマネージャーという所さんと初めて会ったのは、まだ山寺さんが俳協にいた頃だと思います。ですが、ちゃんと会話できたのは「金田一少年の事件簿R」ぐらいからですか。
今は「名探偵コナン」赤井秀一役の池田秀一さんなどとお仕事するといつもお会いできてます。ですがなんといってもここ一年、「スワラジ」のアシスタントを務めてくれた橘里咲さん(=リサッチ)のフォローをしてよくスタジオにおいでいただきました。というより彼女を紹介してマネージメントしてくれたのは全て所さんなのであります。この一年はまだ新人のリサッチを俳協という事務所を舞台にこーゆー風にデビューさせ育てていくんだ、というのをつぶさにみせていただきました。リサッチも所さんの指導のもと、持ち前の明るさでこれから進むべき道しるべが見えてきている状態でしょうか。この場を借りてこの一年の御礼を言わせて下さい。リサッチ、そして所さん、本当にありがとうございました!
そんな所さん、東京は世田谷区出身、映画が大好きで学生の頃はロケ地巡りをよくしてたそう。特に大林宣彦監督作品に傾倒、三部作と言われる舞台・尾道では、当時流行っていたユースホステルに宿泊しながら、ロケ地案内のバイトもしてたとか。とにかく大林監督作品に関わりたい、その想いを叶えるべく勉強したそうです。そして学校の先輩から今の俳協に誘われ試験を受けたそうです。何か大林監督関係の仕事ができるかも、と思ってはいたものの、さすがにすぐにそうはならないのは当たり前。それ以上に所属した会社というか組織を、ここでもう一度ちゃんと復唱しましょう。
東京俳優生活協同組合。『共同互助の精神に基づき、組合員の生活の文化的経済的改善向上を計る』事を目的に設立され俳優と職員さんで運営している日本で唯一の生協法人。総会が一年に一度あり、意見を出しあったりします。所属俳優さんは300名を越え、養成所もあり、舞台やニュースのアナウンサーなど声の仕事の間口が広い。所さんも俳優さんプロデュース舞台を手伝ったり、リサッチみたいな新人担当もしたり。10代から90代まで俳優さんの年齢層が驚くほど広く、所さんはじめおよそ40人のスタッフで運営しているそうです。役者さんの仕事環境を良くする事、それがすべてなんですね。
仕事を続けてもう33年目ですって!これは実はボクのアニメプロデューサー期間とほぼ同じであります、ホントご縁ですよね~ 。新しい出会いも多く、日々勉強な昨今、俳協創立58年を迎え今や順調に新人も育ってるということで、先人の残してくれたものをバトンで後輩たちに伝えていくのも楽しみと言う所さん。お酒の飲み方は一杯で充分なくらい経済的で、それより食べることが大好きだそうです。ではでは今度は美味しい店をご一緒しましょう、この方面も日々勉強ということ、ですよね。