『アニ民324人目』声優の勝杏里(かつ あんり)さん

今週のアニ民は声優の勝杏里(かつ あんり)さんです。ボクが勝さんと初めてお話したのは、4年近く前、三ツ矢雄二さん・水島裕さん・井上和彦さんの舞台「女中たち」(これはスゴイ舞台でした)を観せていただいた後の楽屋だったと思います。実は勝さんとは作品としてはこれまであまりご縁がなく、お名前はよく拝見してたものの、でもお名前が少しかわいい感じだしどんな方だろうな？って思ってたくらいでした。

なんとお名前は本名でして、その豪放な明るいキャラクターをその楽屋で感じ、まずはFBでもつながっていただき、お互いの様子を知ることとなります。ボクが感じた勝さんの行動ポイントは魚釣りとラーメン！まったく声優と無関係なこの趣味エリアが、しかし存在を強く主張されることとなります。

FBの様子を見てると役者さんたちのつながりの濃さ面白さ、ボートなどの魚釣りシーンの明るさ、そして何よりラーメン作りが際立ちます。そんなわけで本人に聞いてみました。とにかくラーメンにこだわり、いろんな種類のラーメンをつくる。それもすべて試作して美味しいものを作って出来上がったら実行。その実行とはもう完全なラーメン屋をやること！具体的に、とあるお店が休みの土日に、お店ごとお借りして臨時ラーメン屋の開業をしちゃうのです。実はボクも何度かお誘いをいただいてるのですが、タイミング合わず参加できてません。とにかく多い時は80杯も作ったりもするそうで、続けるうちに知り合いも含めてお客さまの質？が上がってきていて、噂を聞きつけ有名なラーメン評論家も来るほどだそう。

そんな勝さん、でもホントはアニメ大好きバリバリTVっ子だったそうです。「聖闘士星矢」「男塾」「シティーハンター」などなど記憶に深いタイトルいっぱい。実は小学校2年生の時から声優を意識してたそうで、例えば「キン肉マン」などではいわゆる“兼ね役”の声優も聞き分けていて、誰がどれとどの役を演じているのかわかったほど。ところが家でずっとビートルズを流しているお母さんの影響を受け、それ以上に音楽にハマることになる勝さん。レコード会社でデビューすることを目指して音楽活動を続けていたけど、プロの指導が合わなかったのかバランスを崩してしまい、縁あって声優の道へ。でもその音楽活動における悩みも、今の声優活動に大きくプラスになってるそうな。

音楽を捨て声優になるのならもう楽器は持たない。その覚悟で始めたけれど、それが声優の師匠に怒られ、楽器も声優としての武器にすることに…そしてそれが大きなチカラになっていくことになるから、人生いろいろ面白いですよね。

そんな勝さんに5月12日と19日土曜夜6時放送「名探偵コナン 妃弁護士SOS」(前後編)に出演いただきました。これでコナンは3度目のご登場。今回はちょっと悪役ですが、面白い演技やセリフもしばしば。なんというか、味があったりします。そして終わった後は久しぶりに会話できて楽しいアフレコ後打ち上げ食事となりました。その時出てきたメニューは当然のごとく？「カツカレー」。お名前的に最後もカツできっちり決めて、今回もコナンを本当にありがとうございました。で、次はまたコナンをお願いする前に、必ず臨時ラーメン屋にお伺いさせていただきますね〜。