• 『アニ民306人目』サイゲームス エンジニアの佐藤大輔さん
  • 『アニ民306人目』サイゲームス エンジニアの佐藤大輔さん

  • 2017.07.27

今週のアニ民はサイゲームス エンジニアを務める佐藤大輔さんです。佐藤さんとはお会いしてまだ2年経ってないのですが、すごく密なお付き合いになっています。このアニ民で2回前に成富さんを紹介していますが、その時お話ししたコーラスグレープ「ミューズエンゲルスコール」に佐藤さんも参加。ここ数回のコンサート活動は一緒です。よく通るテノールの美声を持つ佐藤さん、その本職は最初に書いたようにゲーム開発。でもこの仕事になる前にもいろいろ経験されてるようです。

東京都青梅市出身で子供の頃はご多分にもれず「ファーストガンダム」「マジンガーZ」などのロボット物はもちろん「キャプテン翼」「ドラゴンボール」にもハマった。でも特に「シティーハンター」冴羽リョウに憧れTM NETWORK「GET WILD」は神曲だそうで…、聞いてるボクも悪い気はしません(^^)

そして好きな分野は化学だそうで、高校の時は部活で液体窒素を実験台にまいて、水滴レベルですぐ気化し雲を作りながらホバークラフトのように動き回るのを見て遊んでたそうです。大きな炎が一瞬で消えるようないろんなマジシャンネタも基本的に化学で説明できるのも面白かったそうです。…って、いろいろ変わってますよね。東京工業大学工学部有機材料工学科を大学院までいって卒業、京都の企業経営コンサルタントの会社に入りました。

いろんな人間関係を経験できたもののあまりの激務に、好きなことを仕事にしないといけないという想いに至り、ゲームクリエイター業界へ。きっかけは「俺の屍を越えてゆけ」ゲームデザインの桝田省治さん。彼に憧れて28歳にしてプログラミングをイチから勉強、その年のうちに京都のゲーム会社に入社しちゃったのでした。京都は第二の故郷と思うほど良かったけどさらに一念発起、今のサイゲームスに至ります。聞いててちょっとハラハラしますが、やはり「なんか持ってるな」とは思いますよね。

さて佐藤さんとのもう一つのつながりはワインです。なぜかきっかけが甘口のポートワインだそうですが、その甘口の美味しさにびっくりしたそうで、今やいろんなワインの集まりでよく会ってしまいます。先日の「レベルが高いワイン会」にも忙しいゲームクリエイター業界ゆえに、2時間以上遅れてやって来たにもかかわらず、持ち前のバイタリティー?であっという間に追いつき?とにかく楽しい時間をすごせましたよね。

お話ししててこの業界の水が合う、というよりワイン同様業界の水がうまいと思ってる感じですね。佐藤さんいわく、「これからの5年〜30年はいろんなスパンで、社会は絶対大きく様変わりします。人類史上初的レベル、インターネット革命の1万倍クラスの変革が確実に起きる。その変化をウエルカムで楽しみたい。ルフィがこれから大海原に冒険出発しようとしてるような心情。とってもワクワクしてます」とのこと。

今は43歳、一番のアブラノリ状態ですよね。この東京でいろんなコミュニティでの出会いに、こんなに楽しめるとは思ってなかったそうです。でもそーゆーコミュニティに出会うのも溶け込めるにも、全部佐藤さんのお人柄に違いありません。どうぞこれからもゲームクリエイターとして、そしてアニメーションにつながる業界のスタッフとして、いろんなコミュニティを引っ張りながらがんばっていって下さいね。