映画アフレコ＆主題歌情報！

　3月12日土曜よる6時は「名探偵コナン　裏切りのホワイトデー（後）」を放送します。そうなんですよね、世の中はもうホワイトデー。ここでの何気ないお返しがもろもろのちのちいろいろ影響するものでございます。世の男性のみなさま、お返ししようかどうか迷うくらいの時には絶対行動に出ましょうね。で、物語は解決編です。甘酸っぱい（いやほろ苦いか）決着をその目で確認してくださいませ。

　さて第15作となりました映画「名探偵コナン　沈黙の15分（クォーター）」今回の主題歌は、お待たせいたしました！B’z「Don’t Wanna　Lie」であります。コナンとB’zのかかわりは長く、映画で言えば第3作「世紀末の魔術師」の主題歌「one」はTVシリーズのOP曲「ギリギリchop」のカップリング曲でした。まだシングルCDの形が長細い時代でしたね。映画において初めてキッドとコナンがあいまみえたこの作品のテーマを「友情」として曲つくりをお願いして出てきたのが「one」。そのメロディと歌詞にこめられた世界は今でも驚くほど新鮮です。2度目は第6弾「ベイカー街の亡霊」の主題歌「Everlasting」。コナンでは唯一と言えるような、父と息子のつながりをテーマにしたストーリーに対してのステキなバラード。楽曲に合わせたようなホームズのふるさと、クラシカルなロンドンの映像が印象的でした。

　そして3度目は第10作「探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）」の主題歌「ゆるぎないものひとつ」。10作目という記念碑的な作品において、蘭や探偵団たちなど絶対に傷つけたくない人たちに対しての想い、というテーマでお願いした末にあがってきた曲です。TVシリーズのOP曲「衝動」と共に深く印象に残る楽曲となっていました。さあ、そこで今回15作目の最新曲「Don’t Wanna　Lie」。僕らアニメのスタッフがこの映画にどんな想いを込めていて、それをB’zのお二人がどんな音楽の世界観で表現してくれたのでしょうか。ちょっと今は多くを語れないのですが素晴らしい楽曲となっています。スクリーンで映画を観るその瞬間をどうかお楽しみにしてくださいね。それまではぜひ特報などでサワリをどうぞ。

　というわけでいやが上にも期待が盛り上がる映画「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」そのアフレコが行われました。アフレコ台本極厚320ページ、カット数約2000、収録時間なんと13時間半！の今回はいつも以上に役者さんの感情に演技に力が入ったモノとなりました。見ているこちら側スタッフももうわかっているストーリーなのに、手に汗を握りしめるシーンの連続。今回がコナン監督デビューとなる静野さんは、作品に対してのあまりの思い入れの大きさに、その絵コンテ作りからして膨大な物となってしまいました。あれはちょっと持ち運びするにはふさわしくない重さだなあ。

　とにかくストーリーの現場はコナン映画史上初めての雪国です。極寒の白い息を感じながら熱い気合いを感じる、ちょっと珍しい世界設定の作品になりました。ゲストの渡部さんはじめ今回の多彩な声優さんたちも獅子奮迅の活躍。ベテランの味を噛み締められる演技から、アレッと思う方の演技もいろいろお楽しみいただけますので請う御期待！であります。もう少したったら詳しく報告しますのでお楽しみにね。

　冒頭の写真は東京・港区にある愛宕神社の急な石段と、愛宕山トンネルと山登り用？エレベーターです。東京の歴史が感じられてちょっと好きな場所です。