• 『アニメ村のステキな住民たち』アニ民105人目
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  • 2011.08.25

 今週は声優の坂本千夏さんです。

 歌に舞台に声優にずっと活躍している坂本さんに出会ったのは、真弓ねーさん[100]とまったく同じ1985年11月「ロボタン」のオーディションの時でした。まずは坂本さんのことをいつも通りに千夏ちゃんさんと呼ばせてもらいます。

 出会う前から「キャッツ・アイ」の愛ちゃんですごく人気声優だったのですが、へーって思ったのが「となりのトトロ」メイ役でした。サツキ役のノンコさん[20]もそうですが、その当時知り合ったばかりの声優さんが、映画で大活躍するのを見ていたのは気持ちの良いものですし励みになります。僕にとっても当時からジブリ作品NO.1だったこの映画は、みなさんご存知のように、日本のアニメ映画のスタンダードな地位へ登り詰めました。

 「ロボタン」での千夏ちゃんの役は“ボッチ”。いつも赤ちゃん用の吸い口を加えてる超元気でちょっと意地悪な男の子。彼のペットの九官鳥“キーコ”の役が真弓ねーさん。この二人がそろって本気を出すと、もう手がつけられないほどにぎやかなこと極まりないです、ハイ。

 その後も千夏さんには「金田一少年の事件簿」や「ブラック・ジャック」そしてたまに「名探偵コナン」でもお世話になっていますが、正直言って仕事場で会うことよりもっとプライベートな感じで会うことのほうが多いんです。というのがプライベートで住むのが同じ町内でして近所のお祭りでよく会ったりします。千夏ちゃんは和太鼓チームに入っていて、近所の神社境内の舞台でも大活躍。こんなことの練習を何時やってるの?って思えるようなチームワークピッタリの演奏を見せてくれます。

 そして声優仲間の伊倉一恵さんと神代知衣さんとのトリオでの活躍もすごい。お2人ともよく知ってるし、この3人が一緒になったらどれだけ楽しくかしましいか。仕事の関係で4月にあった3人でのライブに行けなかったのが悔やまれます。

 最近偶然会ったのもわかちゃん[33]の舞台の観客同士でしたね。いつでもどこでも明るい大きな声でギャグ込みの楽しい会話の応酬!を僕も少し相手させてもらいます、イキオイでは勝てませんが。でも業界の仲間の活躍を応援しライバルに刺激を受けいつも自分を切磋琢磨している、千夏ちゃんと会うとその表情に見えるラフな脳天気さの裏側に、そんなストイックな面をよく感じます。それが僕にとっても、何かに甘えずにがんばらなくっちゃね、というエネルギーにつながることが多い。

 もうひとつ実は、千夏ちゃんと僕は同学年。この業界、僕の知り合いの中で男性は多いのですがなぜか女性は少ない。というわけでこれからも同じ時間を経て、仕事は違えど同じ世界でこれからも歩んで行くことになります。なぜかこれまでもなんやかやと月1回くらいのペースで会ってるような気がします。これはそのまま維持させて下さい、そしてその元気パワーを毎度よろしくです。ホント、負けてちゃいけないよなあ。