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『アニ民273人目』声優の三石琴乃さん
- 2016.03.31
今週のアニ民は声優の三石琴乃さんです。ここでは三石さんのことをいつものように“ことちゃん”と呼ばせてもらいます。ことちゃんと初めて会ったのは実はスタジオではありません。あれは確かまだ20世紀、東映アニメスタッフのウェディングパーティーで、「美少女戦士セーラームーン」5人のキャストが揃って歌うという、とんでもない豪華なシーンに出会った後にご挨拶した時だったと記憶しています。
そんなセーラームーンのメンバーはボクの長年の友人・深見梨加さん・篠原恵美さん・富沢美智恵さん・久川綾さんに主役の月野うさぎ役のことちゃん。このすごいメンバー5人で5年にわたって、世間を大いにわかせた伝説は、この世代の女性はじめしっかりみなさんの記憶に残っていますよね。ただボクはなかなかことちゃんとちゃんとお話しできる機会にめぐまれず、「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」でのゲストキャラでの出演時にはその演技の存在感は感じていても会話が少なかった気がします。
それが2006年に「名探偵コナン」で日売テレビアナウンサー・水無怜奈を演じてもらってから、それまでのニアミス?を取り返すかのようにお話しできるようになります。その実態は父親にCIA捜査官・イーサン本堂、実弟に本堂瑛祐を持つ本堂瑛海(ひでみ)。CIAの諜報員で黒ずくめの奴らの組織に潜入した際に与えられたコードネームがキール。そのお話は2時間30分のスペシャル「ブラックインパクト~組織の手が届く瞬間」として放送されました。それを山本泰一郎監督の手でディレクターズカットしたものが現在4週連続放送中の「ブラックインパクト」シリーズであります。というわけでこのシリーズではことちゃんはそれまでのイメージとかなり異なった“あやしい女子アナ”を見事に演じてくれています。
そのキールに関しては残り2週の「ブラックインパクト」を見ていただくとして、お話しなければならないのが劇場最新作「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」です。コナン映画初登場のことちゃん、最新の感想をアフレコの合間に聞いてみました。
「映画初登場でとても緊張しました。自分が演じるキールにまつわる秘密は深く、今回初めて知った内容もあったほど。高山みなみさん率いるスタジオの中すごい緊張感の中にもあったかい空気に満ちています。長く続いてるファミリー感があり、とても気持ちよくアフレコ出来ました。こんな私にも最近は魔女役や敵役のオファーもあるので、今回のキールももっとしゃべりたかったな、と思ったミツイシでした」だって。
見た目はおとなしそうでかわいく、いかにも華奢な女性の代表なことちゃん。美人のほまれも高く、さすがに業界ベテランな存在感であります。ご自分のオフィシャルサイト「琴ちゃわんdeもう一杯!!」もすごく楽しいし、日曜お昼「ウチくる!?」の元気いっぱいのナレーションからも、本人の持つ大きなモチベーションがヒシヒシ伝わってきます。組織に潜入している?キールの行く末も気になりますが、それはともかくどうかこれからもボクたちスタッフや業界に明るくお仕置きをしていって下さいね。って何のこっちゃですが、引き続きよろしくお願いいたします。