『アニメ村のステキな住民たち』アニ民123人目

　今年最初のアニ民は声優の石原夏織さんです。

　なんとこのアニ民史上最年少、現役女子高生！の登場です。

　まもなくスタートする新番組「輪廻のラグランジェ」通称ラグりんの主役・京乃まどか役にお願いした石原夏織さんを、ここではいつものようにかおりちゃんと呼んでいきます。というかそう呼ぶしかないぞ18歳。もうおじさんはふと油断するとどう対応していいかわからない状態です。ほんとヘタしたら年齢3倍になる寸前でした。

　実はラグりんのオーディションはシレツを極めました。とんでもなく多い参加者がまたみなツワモノ揃いで。だいたいオリジナル作品の声のイメージほど、最初の定着が難しいものはありません。今回は3人の女の子が主人公で、その中心に位置するまどかという女の子のキャラクターが、ぴたっとピントが合うまで絵づくりも含めてかなりの試行錯誤をしています。

　そしてこーゆーオーディションでは、それまでの試行錯誤はいったいなんだったんだ？てな瞬間にしばしば出会います。今回もその瞬間を体験できました。かおりちゃんの一声がわれわれスタッフみんながそれぞれに思い描くラグりんのベクトルを、ピンとひとつにまとめてくれたのです。そしてこれもよくあることですが、シナリオ制作の進行や作画のリズムも主役キャラ本人の声を聞くようになると進み方も違ったりするものです。

　京乃まどかはとにかく元気で明るくてまっすぐなキャラクター。何かにくよくよすることなどほとんどなく、自分の信じる方向へただ前向きに突き進むタイプです。その生きの良いはつらつとした女子高生をかおりちゃんは見事に表現してくれます。それは本人が現役女子高生であることに大きく関係してるのは明白です。というか現役女子高生が、元気なバラエティに富んだ表現力という武器を持った時、どんな風に化ける役者になるのか。まずはまどかというキャラを通して体感することが出来ちゃうのです。

　かおりちゃんご本人はびっくりするくらい小さくてかわいくて元気な女の子です。学校生活のことや学園祭のことなど、話す内容がどれもまぶしいくらいにキラキラしてて、聞いているこちらも気持ちよく照らされます。そして本人のブログでもわかるようにお仕事にもストレートに取り組み、ビッシリ詰まったタイムスケジュールが容易に想像され、その小さな身体のどこにあるのだろうというほどのパワーがみなぎっています。

　絶対これからビッグになっていくかおりちゃん。その地のオーラを浴びていると「輪廻のラグランジェ」が元気に面白くなっていくのはもちろん、いろんな仕事や出来事に好影響な効果がでてくるような気がします。というわけでまずはこの日記も冒頭は「おつキャリー」から始めていかなくちゃですね（笑）。