• 『アニメ村のステキな住民たち』アニ民127人目
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  • 2012.02.02

 今週のアニ民は声優・能登麻美子さんです。ここはいつものように、のとまみと呼ばせてもらいます。見た目はきれいでおっとりしたところがあるのとまみと初めて出会ったのは「犬夜叉」TVシリーズでした。

 成田剣さん演じる殺生丸とちょーさん演じる邪見と、もっぱら行動をともにすることになるりんという人間の女の子がのとまみの役。文字通り殺生丸にその命を左右される厳しい運命に、消え入りそうなか弱いキャラクターを見事に好演してくれました。いつ死んでもおかしくない?ようなりんちゃん、のとまみの本来の個性も徐々に加わって天然なオーラもまとい、立場上邪見を困らせるのはもちろんですが、主役・犬夜叉をくうほどの存在であった殺生丸の意思も左右するようになります。「邪見さま〜どうしてみどりなの?」の劇中歌?はあのシチュエーションをして大傑作。というわけで自分の本能でダイレクトに反応するかわいい女の子ほど始末におえないものですが、のとまみりんちゃんは原作以上にキャラの幅が増幅され、登場人物にとってだけでなく見ている視聴者の予想を超えた言動が、犬夜叉ストーリーに大きく味付けされていくものとなりました。

 で、のとまみ本人も気が小さくか弱いりんちゃんのような女性か、と思ったら大違い。なわけありませんよね。その後の活躍にはものすごいものがあります。出演作はもう数えられないほどあるのは当然ですが、主要キャラを演じてる作品数もちょっと把握できません。少しキャラ立ちした女の子を演じさせたら、もううまいを超えて説得力をもった演技をしていますよね。「名探偵コナン」でも何度か出演してもらってるんですが、最近では昨年7月に放送した「絶叫手術室(オペルーム)」という前後編に容疑者の女子大生役で出てもらってます。

 そして「輪廻のラグランジェ」では主人公まどかのお姉さん・中泉ようこ役。このようこが見もの聞きものです。おそらく今までののとまみで一番おとなというか一本筋の通った女性の部類に入るんじゃないでしょうか。あの強烈なまどかがどうしてもアタマ上がらず、と言うより大きく認めざるをえない。作品の背骨的存在と言えるでしょう。そんなようこがのとまみの力量によりキレとハリのあるキャラとして、舞台を縦横無尽に動き回っている感じですよね。

 昨年末チャップこと茶風林さん[33]のバースデーパーティーでずっとご一緒しました。そのときの飲みっぷりと元気な会話がすごくうれしく楽しかったことをよく覚えています。本当に大きくなったというか綺麗になったというか。

 2週前のよしの[125]の時にも書きましたが実は「犬夜叉」と「ラグりん」は同じ収録スタジオです。そしてその作品の間にはかなりな月日が流れています。10年以上前、初めてりんちゃんのか弱い声を聞きました、そして同じスタジオで聞くあねごなようこ。なんというか隔絶の感があり、それがのとまみの想像を越えた成長を物語ってくれます。それにしてもよ〜く仕事をしてるよね。とにかく身体には気をつけて、そしてあいかわらず番組のスタッフでいろんなプライベートイベントもしたりしてるので、これからも忙しい中でもそーゆー誘いはなるべく乗ってきてくださいね。