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『アニ民263人目』声優の釘宮理恵さん
- 2015.10.01
今週のアニ民は釘宮理恵さんです。ここでは釘宮さんのことを理恵ちゃんと呼ばせてもらいます。今回は10月3日からスタートする「金田一少年の事件簿R」にゲストの一人として登場してもらうので、収録終了後にお話を聞かせてもらいました。
声優デビューしてもう18年、そのきっかけはヴォイスアニメージュという雑誌と日本ナレーション演技研究所との共同オーディションだそうです。そのオーディションに出たいと思うに至るのは、学生の頃の放送部活動の経験から。中学生の時に自由に放送部活動ができなかった理恵ちゃんはその想いを高校での部活動で開花させたそう。仲間の一人に本格的に発声などを勉強してきた人がいて大きく影響を受けたのがベースなんだろうね。
だいたい子供の頃から人前で話すことが苦手で人見知り、そして本を読むのが超大好き、小学生の時は年間数百冊読んで表彰されたことがあるほどの理恵ちゃん。読むのはエッセイではなく小説。目標は図書館などの司書だったけど、放送でアナウンサーを目指すより声優を目指すべく専門の勉強を始めた。その理由はアナウンサーは事実を伝えるのみだけど声優は物語を膨らませられるからだとか。
さてその声優になってからは特徴ある子供=少年や少女の声などで大活躍なのはみなさんご存知ですよね。ボクも好きな作品「鋼の錬金術師=ハガレン」アルフォンス・エルリックは代表作の一つと言えるでしょう。実は理恵ちゃんは「名探偵コナン」や「犬夜叉」にも出演してます。ボクのコトを覚えていると言ってくれますが、ボクとしてはようやくちゃんとお話ができて感激してます。尊敬する先輩は出会う人全員だそうで、どんな人にもプロであるがゆえのステキなトコロを見出せるって。それはお見事です。
甘いお酒が大好きで、食べ物ははっきり肉好き。初めて買ったCDはウインクのベストアルバム、ムチャクチャ聞いてたしカセット付きマイクでよく歌ったんだとか。性格としてはシロクロはっきりつけないとイヤなタイプ。ご自分のコトをワガママで強者の意見を言ってしまうとおっしゃいますが、ボクの前にいる女優・理恵ちゃんは全然明るくニコニコ魅力的でございます。
というわけで新番組「金田一少年の事件簿R」ですが最初のお話は「金田一少年の決死行」。前シリーズと同じく舞台は香港からスタート。このお話に登場するロンタオという子供が理恵ちゃん演じるキャラ。金田一には初めての出演、それがこの子供キャラクターと言うコトで、理恵ちゃん曰くどんどん心があったまる気がしたとか。マイク前でセリフを読んでいくと、そのキャラクターが自分内にフツフツと湧き上がってくるって。うーん、ミステリーの登場人物なのでこれ以上の説明は控えますが、この理恵ちゃんをしてこの演技、これはぜひドラマ進行と一緒に楽しんでほしいです。
実はあまり一箇所にとどまらない引越し魔だという理恵ちゃん。定着する感覚を嫌って、いつも新しいモノを求めていく、そんな前向きな思想がこの18年間声優としての理恵ちゃんを育ててきたんでしょう。どうかこれからもその特徴ある声で、男の子キャラも女の子キャラもいっぱい育てていってくださいね。