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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民158人目
- 2012.09.20
今週のアニ民はこのほどアニメーション制作会社・ぴえろ代表取締役社長になられた本間道幸さんです。古くからぴえろ元社長・布川さんの元で働いていた本間さんとはずいぶん前にご挨拶してるものの、ちゃんとお仕事でというのは「夢色パティシエール」(=夢パティ)からであります。
それ以前は主にパーティーやゴルフコンペなど、もろもろの場所で本当に数多くお目にかかってお話をしてるものの、なぜかお互いの距離を縮めるということにはなりませんでした。いつも焼けた容貌の本間さん、僕はいつもかなり若く見ていたのですが、よくよくお話を聞いてみると、例えば「るーみっくわーるど・笑う標的」など、僕がかの「アニメだいすき!」で放送した作品などではすでに制作デスクをされてたそうで、僕とアニメ業界歴史は同じくらいのものがありそうです。
夢パティも担当プロデューサーは後輩の永井君で、そう言えば本間さんもチーフの立場で、お互い直接の担当作品ではなかったのに、なぜかにわかに打ち合わせ食事系の接点が強くなっていきました。作品が「ヤッターマン」から引き続いたということもあったのでしょう、タツノコプロの田中社長や栃平プロデューサーと一緒にもなり、日曜朝7時枠の作品2代に渡って担当者や関係者が集う、その原動力が本間さんとなったのです。その流れもあったのでしょう、日曜朝7時枠の3代目「べるぜバブ」もぴえろ制作となり、僕と本間さんの関係はサイドから作品を支えていくものとなりました。
「NARUTO」など少年ジャンプ作品に強い影響力そして営業力を持つ本間さんは、作品のクオリティ維持も含めて、おそらく人間関係でお仕事を強く推し進められる数少ない人間だと思います。布川元社長の地盤を受け継ぎつつも積極的にご自分のエリアの拡充に余念のなかったこの20年が、本間さんの確たる財産であることは間違いありません。そのエリアの中心部にはYTVを、そしてこの僕はその端っこに何とか入れて置いてもらえるとありがたいです。
思えばあの日、2日前に会う約束をしたその日が、本間さんが社長になっての初日仕事になっちゃいましたね。その仕事内容はここでは明かせませんが、何というか思いもかけずそんな縁起の良い間柄であることをすごく嬉しく思います。会社内なのにそんな日なので撮影しちゃった、YTVの応接室での2ショット写真はマジ良い記念になりました。
一部業界人からは“隊長’の名で呼ばれる本間さん。もちろんどっかの探険隊隊長をほーふつさせてるわけです。そーゆー意味ではこのアニメ業界を切り拓いてきた大きな一人と言っても間違いないですよね。というわけで本間社長!これからも作品の開発やクオリティ維持がまず第一なことは異論ありません。ですが、仕事以外のエネルギーを束ねていく分野も隊長たる本間さんに、一隊員の僕もしんがりで何とかついていきます。なのでぴえろの社長パワーでどうか見失わずその視界に入れておいてもらえますよう、重ねてよろしくお願いいたします。