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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民162人目
- 2012.10.18
今週のアニ民は声優の置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)さんです。
ここでは置鮎さんのことをおきちゃんと呼ばせていただきます。調べてみるとおきちゃんと一番最初に会っているのは、なんと1994年「魔法騎士レイアース」の時のようです。役はザガード一派の精獣イノーバ。このキャラクターはこう書いているだけでレイアース世界に戻れるようです。
その後21世紀になっても「名探偵コナン」に時たま出演してもらってたのですが、おきちゃんと言えばこれ、という役は京都府警刑事・綾小路文麿でしょう。あの“おじゃる刑事”であります。だいたい胸ポケットにリスを飼っているなんていうキャラクター、簡単に演じれるものではありません。おじゃるは映画「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロス・ロード)」と「漆黒の追跡者(チェイサー)」に登場してくれてます。この刑事、TVシリーズには出ていないんですね。
それにしても出演作の多いのがおきちゃん。というか主役も多く最近では「トリコ」なんかのびのび食べてる感じ。そんな中で「名探偵コナン」では2008年から謎っぽく登場した沖矢昴をお願いしています。このキャラクターこそみなさんご存知のように、なかなか底がつかめないですよね。というわけでおきちゃんがどんなイメージで演技しているのか聞いてみちゃいました。
☆沖矢昴…登場時から何やら思わせぶりで謎に満ちているキャラなので、その部分がわかりやすく伝われば、と意識しています。
☆綾小路文麿…いつもスポット参戦なので、色を残せるように考えていますが難しいですね。
☆トリコ…TVシリーズでここまで豪快に清々しいキャラを演じられるとは思っていませんでした。子供たちに楽しく受け入れてもらえるように心がけています。
☆ぬーべー…演じたのは10年以上前になりますが、今の僕の一つの基盤とも言える代表作だと思います。まだ呪文、覚えてるし(笑)
監督などとは立場が違い、仕事後によりよく会話するのがプロデューサーということでしょうか。出会ってからは長いものの、なんとなくとっつきにくかった感じであんまり会話ができていなかったのは、おきちゃんの忙しさもあったり、その役に対する真摯な態度ゆえだったのかもしれません。今回のキャラに対するお答えも真正面なもので本当に好感が持てます。元来いろんな作品で活躍している役者さんには、僕が関係していない作品の話などをしてみると意外に奥深いものを覗けてとても楽しいですね。
コナンで2役お願いしてる役者は多くありません。おじゃる刑事はなかなか出てきそうもありませんが、京都という地名を背負っているだけあって、またの登場は必ずあるでしょう。ビミョーに怪しい沖矢昴とともに、これからの「名探偵コナン」ワールドを、これからもさらに面白く奥深いものにしてもらえるようによろしくお願いいたしますね。