• ■08月13日
  • ■08月13日

  • 2007.08.13

 8月20日の「結界師」は「急げ繁じい本気走り」を放送するよ。今回は良守が生まれる前から結界師だった繁守がメイン。そんな繁じいを知る昔からの友人、松戸平介が黒芒楼により窮地に追い込まれる。「走れメロス」をホーフツする展開に見ている人もいろいろ考えちゃうかも…。何を持って友情とかそーゆーのもあるけど、この結界師世界の奥深さみたいなコト。良守のずっと前から行動してきてる彼らにとって、この奇妙な力を持つ烏森ってホントにどんなものなんだろう、どんな大きさなんだろうって。とにかく「結界師」は現代の烏森が舞台で進行してるけど、ずっと続いてきてる過去がしっかりある。その時々のメンバーがずっと烏森を守ってきたんだ。そんな脈々とした歴史に繁守の人間関係、黒芒楼との戦いが絡んできて、ドラマは魅惑に複雑に入り組んで面白くなっていくんだよね。ホント見ないと知らないとソンだよね、この見事な世界観。それにしても松戸役の野沢那智さんはスゴイ。この第一級プロによる、松戸のキャラを持ってなお加速、結界師世界を突き抜けるような感覚の演技は、評価のしようがありません。スタジオでもただただ感心して聞き入るのみです。そこのところも本気で味わって見て下さいね。

 「結界師」の後のおなじみ「名探偵コナン」は原作にもある「黒い写真の行方(前編)」。この話では何かとアヤしい本堂の素性がわかるらしい写真の存在が明らかになってね。コナン、灰原、阿笠博士はその写真の行方を追って、ある場所である事件に巻き込まれてしまうんだ。黒の組織と関係が深いコナンと灰原は、どこまで新しい情報を得る事ができるのか!? それにしても、青山剛昌先生が描く黒の組織ワールドはホントにピカレスク。原作もすごい展開になってたけど、これから黒の組織ストーリーになってゆくきっかけになる話だから、前後編のどちらにも注目して下さい。それにしても最近はコナンと灰原がいっしょに動くことが多いよね。魅力のあるキャラだってことはもちろんだけど、演じるお2人もいろんな点でもかなりな人物。スタジオでもロビーでも高山さん林原さん2人いっしょだと、なんとなく黒の空気をかもし出してる気がしちゃうから不思議。キャラで背負ってるクライシスがにじみでてるんだよね、きっと。

 11日から読売テレビのお祭りイベント「わくわく宝島 OBPでウッキッキー!」が始まりました!会場は読売テレビの本社がある大阪市中央区の大阪ビジネスパーク。ウォークスルータイプアトラクション「コナンVSキッド 消えた蘭と秘密の館」は関係者の予想を超える大盛況。日曜日には70分待ちにもなって暑い中大変。でもさらわれた蘭を探す推理ゲームのみならず、撮影した入場者全員に配られるこのイベント特製コナンフォトフレームも大好評!毎日たくさんのファンが遊びに来てくれて、本当にありがとうございます。開催は19日までですよ、忘れずに来てくださいね。さらに前回の日記でも書いたけど、16日の正午からは、わいわいアリーナで「結界師」のスペシャルステージを開催。当日でも立ち見で良ければステージを見ることができるそうです。ぜひぜひ、墨村良守役の吉野裕行さん、志々尾限役の宮下栄治さん、白尾役の石井正則さん、神田百合奈役の和希沙也さんに会いに来て下さい!サプライズショーというよりハプニングショーといった抱腹絶倒(?)の何かもあるみたいなので、可能な方はおいでくださいませ。

 さてさて、スワッチはあいも変わらずいろいろな人と仕事や食事でお会いしてます。まずは「結界師」新エンディング曲「休憩時間10分」を歌ってくれている現役女子高生シンガーの宇浦冴香さん。今、日本テレビは東京・汐留で「GO!SHIODOMEジャンボリー」という夏休みイベントを開催中でこちらも連日多くの人でにぎわってます。そのセンターステージで宇浦さんが「休憩時間10分」発売を記念してミニライブを開いたんだ。そのライブ直前、永井Pと素敵な赤いチェックのミニスカート姿の宇浦さんに挨拶できました。宇浦さんも3曲も主題歌を歌ってくれてる「結界師」を「毎回見てます!」と言ってくれて、ステージでは8日リリースの「休憩時間10分」のほか「マイミライ」「Sha la la −アヤカシNIGHT−」という結界師ファンにお馴染みの曲を暑さに負けずシャウト!ガールズポップの新星として注目を浴びる彼女のステージはスタイリッシュでカッコいー。ファンも通りがかりも大勢の人が彼女のリズムに乗ってました。宇浦さんの魅力って、他の人とはちょっと違う声質とあり得ない程広い音域、なんだか声のというよりボーカルのマジシャン的な表現を肌で味わいました。宇浦さん、暑い中本当にお疲れさまでした!これからも結界師チームと宇浦さん、お互いに応援していければと思います。

 「ブラック・ジャック」でお世話になった手塚プロの松谷社長とも久しぶりに2ショットでお会いしました。手塚治虫さんフリークとしては、松谷社長や手塚プロ・久保田Pとは定期的にお会いして、色々な話をするのはとっても大切。松谷さんは日本動画協会の理事長も務めるすごい立場の人なのに、いつも気さくに色んな話をして下さいます。視聴者のため、自分のため、これからもいろんな企画をしていきたいですね。今回も本当に楽しい高田馬場Mという店の時間でした。

 出身地が同じで、中日ドラゴンズファンとして20年以上お付き合いが続いている音楽家・山本正之さんとも久しぶりにお会いしました。山本さんは有名な「燃えよドラゴンズ!」を作詞作曲した人でね。今年もまた「燃えよドラゴンズ2007」CDをありがとうございます!コーヒーを飲みながら「また応援に行きましょうね」となんとか?ちゃんと?首位争いをしている中日の話で盛り上がりました。

 「犬夜叉」「ブラック・ジャック」主題歌や音楽でお世話になったエイベックスの大下さん、ADK(アサツーディ・ケイ)の山崎さんとはちょっと変わった銀座のNという店でワイン2本と和食。2軒目に行ったのは7丁目にある馴染みのワインバー「アビアント」。5年続けた営業を今週いっぱいで終えるというハガキにショックを受け、とにかく店の思い出に浸ってきました。3月にも20年近く通ったスナックが閉店した事を書いたけど、大好きなお店がなくなってしまうのはとても寂しいね。いずれにしろ、応援が足らなかったのかなあ。そこのソムリエ・清水さんとは、これからもワインでつながっていければいいねと話しました。

 東京・渋谷のパルコ劇場で上演された山寺宏一さんの舞台「LOVE LETTERS」を観てきました。これはただただ椅子に座った男女が2人きりで手紙を朗読する舞台。男性が山ちゃんで女性がクリス智子さん。まーなんとも素敵な大人の世界を堪能でした。そのあと3軒挨拶してきた山ちゃん、WOWOWの鈴木さん、そして初めてお会いするテレビ東京の女子アナさんと麻布十番Hで盛り上がり。ここではちょっと遅くまで飲みすぎでした…。

 「結界師」「名探偵コナン」はもちろん、我が読売テレビアニメの音楽関係は、ここ何年もすべて最前線で関わってこられた読売テレビエンタープライズ・深井昭彦さんが逝去されました。直前まで一緒に食事をしていたスタッフもいるくらい突然の出来事だそうです。…わずか一歳年上の戦友の、落雷のような訃報にしばらく落ち込みを隠せませんでした。深井さん、納得できないかもしれませんが、どうぞ安らかにおやすみ下さい。未熟ではありますが、残されたスタッフとともに、貴方の造ってこられた道を、引き続いて造りそして歩いてゆきます。