-
■07月16日
- 2007.07.16
先週、スワッチは都内で行われたアニメ映画「ピアノの森」(7月21日公開)の完成披露試写会に行ってきました。「ピアノの森」は一色まことさんの漫画原作を映像化した作品。劇中で流れるクラシカルなピアノの演奏は本物で、音楽監修は世界的に有名なピアニストが手掛けているそうです。主人公の一ノ瀬海役を演じるのは上戸彩さん。昨年「名探偵コナン10周年キャンペーン」で上戸さんが体当たりでコナンを応援、PRそしてTVシリーズのアニメに本人役で出演してくれたおかげで、映画興行を含めたキャンペーンは大成功!これまでコナンを知らなかったりいったん卒業しちゃったファンの人たちにも、映画や番組を見てもらえるようになったし、コナンの存在感をさらに高めてもらって、上戸さんには本当に感謝しています。そんな上戸さんが舞台あいさつすると聞いて、宮崎マネージャーに即連絡して上戸さんにあいさつしようと会場に駆け付けたんだ。その日上戸さんは、翌日のスポーツ新聞にバンバン大きく写真が載るような素敵な赤いドレスを着ていてね。舞台挨拶直前の短い間だったけど、直接会話することができました。10周年のお礼を伝え、コナンマックカードや図書カードを笑顔で受け取ってくれた上戸さん、「今もコナンを見ていますよ」って言ってもらって嬉しかったですね。
さて映画の方は素晴らしい出来栄えでした。タイトル通りピアノとそれには相容れないような深遠な森が1つのテーマになっていてね。輝くと言うよりは引き込まれるような映像と響き渡るピアノ音楽。上戸さんや雨宮演じる神木さんも想像以上に素敵にナチュラルに演じていたし、ホントに感心しちゃうほどバランスの良いいい映画でした。原作や原作者のもつ個性やセンスを随所に感じながら、101分純粋にじっくりと作品を楽しめたけど、アニメプロデューサーの立場でも「自分ならこのシーンはどうするだろう?」とかいろいろ考えてとても楽しい刺激を受けました。会場にはそんなことを話せる映画の直接な関係者もいっぱいいて、ノースカロライナでも一緒だったマッドハウスの丸山さんとも映画や最近のもろもろについてちょっと話せました。マッドさんてホントにすごいよねえ。
試写会の後は、ADK(アサツーディ・ケイ)の局長・松下さんと山崎さん、佐川さん、そしてウチの会社から映画に参加しているコンテンツ事業部の斎藤Pと銀座へ食事に行っちゃいました。もとアニメ班で大活躍してくれた斎藤Pは、その制作経験を縦横無尽に生かして(?)この「ピアノの森」にかなり貢献した、と関係会社の方々が申しています。まあ言葉半分にしても「犬夜叉」や「ブラック・ジャック」「まっすぐにいこう」などの経験は役立ってるみたいでそこはOK。今回の映画の苦労話や最近のアニメ事情や、さらにはなぜか小学館の浅井さんも合流して今の月曜7時のアニメアワーの話題にも触れたりして、銀座の夜は開けたワイン7本分以上に大いに盛り上がりました。
そんな23日の「結界師」は「呪力封じの魔方陣」を放送するよ。先週はコナンSPでお休みだったので間が開いちゃってすみません、今回は黒芒楼が初めて烏森に攻め込んでくる話の後編でね。前話のラストでは、アヤツらの魔方陣によって良守と時音の結界術が封じられてしまってもうどうすんのよ、だったトコだよね?今回は、良守たちがどうやって魔方陣を脱出し、どんな風に反撃するかが見所の1つ。それから火黒の攻撃を受けた限がさらに大変なことになっちゃうから、そっちも絶対注目であります。いつもスワッチはアフレコの1、2週あとに行うダビングという作業に参加して、ほぼ完成した作品をこだま監督の隣に座って一緒に見ているんだ。この回も監督が「面白いでしょ?」とニコニコして言ってくれるくらい完成度が高いアニメです。絵もよく動くしアクションはすごいしクオリティの高さはスタッフ一同胸張りモノです。だからここを読んだりして番組を応援してくれてる人は、まだ「結界師」の魅力をよく知らない人にもそれを伝えて、知らないともったいないよって、新しいファンを増やしてくれるとうれしいなあ。
「結界師」の後の「名探偵コナン」はアニメオリジナル作品「黄色い不在証明」を放送するよ。今回も評判をよんだ「リアル30ミニッツ」のようにスタッフのチャレンジな思いが込められた物語でね。テーマにしているのはヒマワリ。とある事件が起きて、ヒマワリがその事件を目撃していたという話なんだけど、ヒマワリは会話できないよねえ…。今回の脚本家の大野さんを含め、佐藤監督や文芸スタッフみんなでストーリーを吟味して完成した事件ミステリー。とにかくヒマワリがどんな風に使われているかにはちょっと注目して欲しいんだ。ミステリーファンも唸る要素がいくつも散りばめられている30分をどうかお楽しみに!エンディングの後のエピローグまで、しっかり見てね。さて毎週超豪華な賞品が当たるクイズは2度目になりました。スタッフの予想をはるかに超える応募をいただきまして本当にありがとうございます。その結果かなりサイトにつながりにくくなったみたいで、応募者の皆さんにはとてもご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。次のクイズの詳細はまたHPをよくチェックして、今回に懲りずにどうかたくさんのご応募よろしくお願いいたします。
話は変わりますが、麻布十番の某所で初めてなタイプのワイン会を開きました。テーマはブルゴーニュ、白も赤もお手ごろな価格帯のものを12本、参加者の持ち寄り食材と一緒に味わいました。参加者にはスワッチの歌を聞いてくれた音楽家・和田さんや岩崎さんを始め、アニプレックスの植田さん、エイベックスの大下さん、アニメや漫画記事でもお世話になってる朝日新聞の小原さん、ワイン仲間のメディアパーク・中島さん、デジハリ木村さん、WOWOW鈴木さん、ビクターエンターティメント桜井さんに加えてアーチストのLISAさんも登場。初めて同士も関係なくいろんな話に花が咲きまくり。そこに遅れてきたのが山寺さん、なんとその週の月曜に某局「笑っていいとも」テレホンショッキングに出演した際の白く大きなネームプレートを持参であります。放送でもいろんな声を聞かせてくれてたけど、この場も大きく盛り上げてくれました。それにしてもやっぱりプロとして一線級でいくってすごいよね。応援もするしいろいろなチカラにもなって欲しいものです。