• ■05月14日
  • ■05月14日

  • 2007.05.14

 5月5日はコナン君の高山みなみさんの誕生日、なのでその直後のアフレコ後スタジオロビーで簡単だけどお祝いしました。簡単って言ってもちゃんと大きなケーキが用意されます。今回は東京ムービーの小林Pが本人に知られないように購入してきたので、ロビーの電気を突然消して拍手が沸き起こった時には本人はびっくり!でももっと驚いたのはケーキのデコレイト。あの真っ赤ないちごがなんと!10個以上ならんでコナン君の蝶ネクタイ型変声器をかたどっていたのです。これがみんなに見せられないのが残念なくらい上手にできてたんだ。ナイフを入れるのもためらわれるほどなんだけど、そこにいるスタッフ全員でいただきました。もちろんスパークリングワインの用意はスワッチの役目。それにしても小林P、久しぶりにグッジョブでした。

 ここで皆様に心から御礼いたします。映画「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」はGW終了の6日までに170万人以上を動員し、興行収入は20億円を突破する大ヒットとなりました。皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました!

 なのでその日はその後、映画の現場スタッフのお疲れ様打ち上げパーティが催されたのです。蘭の山崎さんや小五郎の神谷さんも高山さんと一緒にその会場に移動です。新宿駅前のWには各社スタッフ100人以上が集合、新一の山口さんと歩美の岩居さんの進行による抽選会や役者さん、全員のあいさつなど楽しい時間を過ごしました。スワッチは、青山先生の連載を筆頭に映画もTVもそしてゲームソフトや関連音楽など、『言わば全部のコナン』が一丸となって行こう!と発言しました。それはとりもなおさず、いろいろなスタッフが一丸となって、まい進していくことにほかならないですよね。

 さて今回はみんなにヘンな報告がありマス!先週、スワッチは約20年アニメ業界に携わってきて、初めての体験をしました。それは何かと言うと…、ナント、ナント!アフレコデビューなのであります。シナリオライターの岸本みゆきさんも一緒です。声優に初挑戦したのは「結界師」。アフレコ前からいつもとは違う場所、そう、いつもは見ているガラスの向こうに座って待つと、ホントに落ち着きません…。良守の吉野君や時音の斉藤さんたちにあれこれからかわれながら、ちょっと先の回の収録で2言、セリフを言わせて頂きました。実はずいぶん前のシナリオ会議で三能先生の守護霊の蛇をやりたいって言い出したんだけど、結局はアフレコ体験の企画で、それはかわいい声の小学生の子供たちになっちゃったんだ。あの子たちはうまかったなあ。で、音響監督の木村さんが「それならもっと低い声の不気味な役をやってもらいましょう」と言ってくれたのであります。

 いやぁ〜、初めてアフレコを体験してみて、改めて声優さんのスゴさを感じました。静かな録音スタジオの中では当然セリフ以外の音はご法度。ノイズをマイクが拾ったらダメだから、声優さんたちが素早く静かにマイクの場所を譲り合っていくのは超大変なこと。プロに囲まれて緊張しまくりながら流れの中で短いセリフをなんとか収録。特にプロはスゴイなと思ったのが、ずっと黙っていた直後にいきなり声を出して、当たり前にしっかりセリフとして出ること。「エヘン」なんてノドの調子を整えてから、声を出すってわけにはいかないのね。とにかく今回の体験でいろんなことを発見できたし、キビしくも楽しく、ドキドキした時間を過ごすことができました。録音後の食事会では、みんなに「デビューおめでとう」と冷やかし祝福してもらってね。こだま監督はわざわざおいしいワインを持参してました。「結界師」という大好きな作品に声優なんていう形で関われてホント幸せデス。で、その具体的な詳細は放送日が近づいたら、改めてここでお知らせしますね。

 そして、先週の金曜日は映画の宣伝を兼ね、デジタルハリウッド大学で18歳前後の1年生生徒たちにコナンを中心にアニメ企画の話をしてきました。生徒たちはほとんどが「名探偵コナン」がスタートした頃はコナンと同じ小学校1年生くらいでね。それが、もう大学生だなんて、10年以上という月日の流れがしみじみデス。講義ではアニメ企画の実際や海外戦略など、スワッチが話してあげられることも色々あるけど、その見返りに今の若者たちが何に興味を持っているかを、部分的に知ることができるし、発想を教えてもらうことも多いんだ。講義の後に生徒たちに囲まれて質問を受けて会話して握手して。年に何回かこんなチャンスがあって、そーゆー時間、空間を持てるのはラッキーだよね、お互いに。これからも機会があれば、アニメを作る楽しさや面白さ、そして月曜7時のアニメアワーの魅力を若者たちに伝えていきたいと思ってマス。

 21日の月曜7時はそんな面白さいっぱいの「結界師」!「狙われた正統継承者」を放送するよ。サブタイトルには緊張するけど、メインの1人はやはり志々尾限。そろそろ良守と時音は、限がホントはどんなヤツなのか気付き始めるようだね。一方の限も直接ライバル状態な良守の(見えない)実力を段々と気づき出す…。時音も含めて徐々に3人のチームワーク?のいしずえが築かれるポイントの話だから今回も見逃さないようにね。そして、21日の放送で今の北原さんのエンディングは最後です。さらには次の週はプロ野球の中継で放送が休み(予定)だから、しっかりそのエンディングまでも楽しんで下さい。6月4日からはあっとビックリの新エンディングをお届けするので、そっちの方もお楽しみに、乞うご期待!

 良守、時音、限が活躍した後の「名探偵コナン」は「工藤新一少年の冒険(後編)」を放送するよ。小1の新一と蘭はどんどん赤がらみの暗号を解いていって最後は…!?前回の日記でも書いた通り、アッと驚くトンデモなく意外な人物たちが登場するんだ。それにしても、今回の暗号は小1にとっては少々難しいよなあ。スワッチも今回の物語を原作で読んで暗号を解読するのに苦労した記憶があるからね。解いた新一もスゴイけど、暗号を作っている青山剛昌先生は毎度ながらさすがです。